君の笑顔は、まるで太陽のような美しい光だ。
「サトシくん、」
「お、シュウ!」
「一人かい?珍しいね」
「今日はここに野宿するんだ。タケシとハルカは食材探しでオレはテントの準備」
「丁度良い、僕も野宿するんだ。一緒に居ても良いかい?」
「おう!きっとハルカも喜ぶぜ!」
サトシくんの言葉に少し胸が痛む。
まぁ、彼の言う「喜ぶ」は恐らくトップコーディネーターを目指す者の語りなどができて「ハルカも喜ぶ」の意味だろうが。
しかしそれならサトシくんはどうなんだ?
「サトシくん、」
「ん?」
「僕は君にとってなんだい?」
「どうしたんだよ、急に。シュウは友だち、だろ?」
「友だち、か…」
…まあ、今は仕方ない。友だちだと思ってくれているだけ、マシだろう。
「それにしてもハルカとタケシくんは遅いんだね」
「そうだな。オレもテント張り終わったのに…あのさ、」
「?」
「オレ、シュウに負けてから悔しくて、すっげー特訓したんだ!」
「……」
「だから、ヒマだしバトルしようぜ!」
「…、もちろん!」
太陽の輝き
090402
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