「あー!またダメだ…」
「オシいですよレイジさん!」
トバリシティのゲームセンターに響く声2つ。サトシとレイジだ。レイジはサトシにトバリを案内してほしいと頼まれ、只今のゲームセンターに来たのだが、2人してゲームに夢中になってしまったようだ。好調なサトシに対し、不調なレイジ。
「前はもう少し上手くできたんだけどね」
久しぶりに来たしなあ、と苦笑するレイジ。
「それにしてもサトシくん、ほんとに初めてかい?」
「?そうですよ」
「初めてには思えないくらい上手だね」
「コツを掴んじゃえばすぐできますって」
タイミングが大切で、と説明し始めるサトシ。その顔は心底楽しそうだ。それを聞くレイジの顔もまた、楽しそうであった。
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090329
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