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「わー、すごいかも!」

コーディネーター・ハルカは、仮面舞踏会が有名な町に来ていた。その舞踏会は毎週行われていて、誰でも簡単に参加できる。

「息抜きに良い…かな?」

自身のポケモンたちに聞くハルカ。ポケモンたちも賛同しているようだ。

「ありがとう、みんな!」

そうして、受け付けを済ませた彼女はさっそく着る服を選ぶ。ここではドレスもレンタルされている。

「グレイシアならどれが良いと思う?」

さんざん悩んだ末選んだドレスを着、会場へ移動する。

「わー…きれい…!」

そこにはシャンデリアが照らしている中、きらびやかなドレスが舞い、幻想的な光景があった。

「踊って頂けますか」
「え?」

皆と同じように仮面をしている少年。

「あ、は、…はい!」

(この人…ダンス上手いかも!)

優雅なワルツに合わせて軽やかにリズムを踏む少年にハルカは感心し、彼女自身は少年の足を踏まないようにと必死になっていた。

ダンスも一段落し、少年は仮面を外した。とたん、ハルカは叫び声を上げた。

「シュウ!」
「やぁ」

先ほどまで踊っていた相手はハルカのライバル、シュウであった。

「な、なんでここにいるのよ?!」「僕がいちゃ悪いかい?」
「…悪くはない、けど…びっくりしたかも…」

実はシュウはハルカに気づいていた。ハルカは全く気づかなかったようだが。

「シュウってダンス上手いのね」
「君も思ってたよりは上手かったよ」
「思ってたよりって失礼かも!」

そんな話をしていたらまたメロディーが流れ始めた。

「また踊って頂けますか?」
「…喜んで!」



CAN I HAVE
THIS DANCE?




090322
:> 映画で仮面してたコジロウにハルカは気づかなかったからきっとシュウでも気づかないだろうっていう…妄想です





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