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これも教師の勤めです
素敵サイト「水は真実を映す魔法の鏡」さまのツナ誕記念のフリー作品を強奪してしまいました。
管理人のツカサさま、ありがとうございます。

生徒綱吉×家庭教師雲雀さんです!
どうぞお楽しみください。







**

その日、沢田家の一室では家庭教師による授業が始まっていた。

『さあ、綱吉///』
ーー今日の勉強を始めるよ




‥‥‥
これも教師の勤めです
‥‥‥




授業が始めたのは17時ちょっと前。

生徒である沢田家の受験生の綱吉が家庭教師である雲雀恭弥と共に机に向かい受験対策ノートと書かれた恭弥作のプリントを見つめていた。

『もう、解らないの?』

心配そうに聞く雲雀だけれど、その声は荒く体調が悪いのだろうかと思わせるほどだ。

『はい、すみません』

解んないです、と綱吉が言葉を繋ぐと『そう』と机に雲雀が身を乗り出し説明の体制に入る。

その時だカチッと何かが鳴った。

『は、ぅぅうん///』

急に体を強ばらせた雲雀に綱吉が『大丈夫ですか?』と心配すると『解ってる癖に』と雲雀が呟いた。

『はい』

ハッキリと返事をする綱吉はウキウキとした顔で笑いシャープペンシルを持っていない方の手で掴んでいた小型の装置を雲雀に見せた。

『言った通りに入れてきてくれたんですね』
『..ッ..当たり前、でしょう...ああん///』
ーーだって今日は君の誕生日だろ?

そうそれこそが雲雀をこうしている元凶。

今日10月14日が雲雀の生徒である綱吉の誕生日であるから雲雀は綱吉に頼まれた、綱吉の持つ装置と対に成った機械を自身の中に入れてきた。

だって自分だけに宿題があるのは不公平だと誕生日と言う口実を糧として子供のちょっとした悪戯に、雲雀は少しの好奇心が邪魔して逆らえなかった。

『さぁ、このままやるよ』
ーーこのページを1時間で終わらせられたら後2時間はご褒美をあげる
『誕生日プレゼント欲しくない?』

上目遣いで迫られれば綱吉に勝ち目はない。

それに雲雀との授業は毎週水曜日の17時から20時までの4時間。

今を逃せば雲雀と出来るのは何時になるだろう、など綱吉には考えたくもない。


死ぬ気でノートを終わらせた綱吉がベットに雲雀を組み敷くのは予定の1時間を30分ほど過ぎた時間だった。


おわり

〜終わり後の一言〜
敢えて雲雀の性別をぼかしてみた。
***






いかがでしたでしょうか!

うまい具合に雲雀さんが「ヒバリちゃん」なのか「ヒバリくん」なのか分からないところも凄いです。
男でも女でも家庭教師ヒバリさん、素晴らしいです。
未来編でも現代綱吉の稽古をつけるヒバリに萌え萌えしたわたしにとって生徒×家庭教師はまさに、とろけるような物語でした。

無邪気に横暴な生徒綱吉さまと、尽くしてくれるエロスな先生…


素敵な作品ありがとうございます!





あきゅろす。
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