[携帯モード] [URL送信]
時には悪魔のように
※いつものとは違うと割り切ってお読みください

※むちゃくちゃなお話ですがOK?

※暴れん坊綱吉大暴走(暴言・暴力・裏[綱雲・綱Dのみ])

※つなりぼ・つなひば・つなディノ・ごくつな乱れ打ち

※獄寺くんとツナの様子がおかしい







時には悪魔のように





「冗談じゃないよ!」

朝からツナは立腹していた。

「せっかくの休みだと思ってたのに、なんで自分のでもない入学式に行かなきゃいけないんだよー!」

この春、ツナは並盛高校の二年生になっていた。

新入生を迎える在校生として、入学式に出席しなければならない。
クラスでくじ引きをして、何人かを生け贄として選出したのだが、案の定くじ運のないツナはバッチリ赤い印のかかれたハズレを引き当てたのだ。

「はやく行かなきゃ遅れるぞ」
「うるっさいよ、やっぱ面倒くさいから行かない!!つか、寒いから布団めくんなよリボーン」

ツナはセーラー服を着たリボーンに罵声を浴びせつつ、布団にねじ伏せた。

「朝から破廉恥よっ」
「黙れリボ子」
高校生になった頃からツナの喧嘩力はボンゴレのボスに相応しい成長をとげていた。
平凡な未来を奪われ、自棄になるツナには、もう誰もかなわない。

「な…なめないで!」
抵抗をものともせず、ツナが布団の中でリボ子をまさぐっていると…音もなく窓が開く。

「………」
ゆらりと土足でツナの部屋に降り立ったのは今も昔と変わらぬお山の大将、雲雀だった。
並盛高校の旧服とかいって今は学ランじゃなく大正時代の書生みたいな黒マントを羽織ってらっしゃる。(幸か不幸か高校も彼と一緒)

「沢田綱吉…僕の学校の入学式をサボるなんて随分と命知らずな真似をす、…あぐッ!!?」

ビュッと振り降ろされたトンファーは獲物を狩ることなくベッドにめり込み。
お決まりの「咬み殺すよ」まで言わせず、立ち上がったツナが雲雀の腕を捻り彼自身の背中に押さえつけた。

「く、何す…る、の…!」
過去、彼に草食動物と呼称されていたツナだが、雲雀に怯えるのもバカバカしくなってリング争奪戦以降、態度を急変させていた。
だっていくら最強の守護者といっても明らかに自分より弱いのだ。それにツナは彼のボス。
いつまでも腰低く接する必要はない。

「あのねぇ…何するのじゃないでしょ、ヒバリさん。毎度俺の家に窓から侵入して…全く学ばない人ですよね〜」
「…っ、か、咬みころ…、」
「ソレ、もーいいです。聞き飽きたんで」

そのまま雲雀の上半身をベッドに押し付ける。横にはリボ子が転がっているが構わない。
腕を捕らえた手にグイグイ力をいれるとあまりの痛みに雲雀のしろい額に汗が浮かんだ。

「ふ…んんん…」
「ね、ヒバリさん、『ごめんなさいもう不法侵入いたしません、僕はボンゴレボス沢田綱吉の言いなりになります』って言ったら腕を放してあげますよ?」
「……ッ」

腕が折られそうだというのに黙って睨んでくる雲雀にはツナも(流石、最強の風紀委員長!)と賞賛する。
するけども、この不躾で不遜な行為を中断しようとは思わない。
ツナにとって既に雲雀はいたぶってなんぼの存在だ。

「!、…ゃめ、ろ…」
「ふん…高校生になって学ランからマントにレベルアップしても、ここはそのまんま変わらないですよね…」

空いた片手で、まあるいお尻を掴んで揉みほぐし、ズボンごしに彼の下肢を弄ぶ。
手を押し返す若々しい弾力がたまらない。
しばらく感触を愉しんで、ツナは器用にベルトを外し、お尻を裸にむき始めた。

「僕にさわるなッ、さわだ…や…だ、や!」
「や、じゃないでしょ。俺があなたを学ばない人って言ったのは、性懲りもなく俺の前に無防備にノコノコ現れるからですよ」

背中から覆い被さり、耳元に囁きかける。

「これで何度目でしたっけ?」

「あなたが、俺にレイプされるの」


ツナの言葉にかあッ、と雲雀の顔が耳まで赤く染まる。
喉奥で嘲笑し、ツナはなめらかな腰と双丘の谷間に指先を滑らせた。

腕と肩の痛みと、性感帯への愛撫、この人にとってどちらが興奮剤なのか…ちょっとわからない。
屈辱に震えながら、性器を勃起させる雲雀はもしかして奥が深い人なのだろうか。

「あぁ、あっ、赤んぼ…赤ん坊の前じゃ、いやだ」

触り心をそそられ、雲雀の性器に手をかけて思い切りしごいてやったら、細い腰を捻り嫌がりだした。
「赤ん坊の前じゃいやだ」なんて、裏返さなくても早く二人きりになれるトコで抱いてって意味じゃないか、分かってんのかなこの人。
ツナの雲雀に対する疑問は増すばかりだ。

ツナは腕を閃かせると、雲雀の双丘を打った。

「ぁひ、ッ!?」

白桃に手形がクッキリつくと胸がスカッとする。

「じゃあ言ってくださいよ。さっきの。ごめんなさい、って」
「だれが、あ!?ッ、はァ…」

何とか年下の暴君の手首を掴んで雄を嬲る指を止めようとする。
が、性器の先端を親指の腹で念入りに擦られてしまい、雲雀は黒髪を散らして身悶えた。

「さぁ。大好きな赤ん坊に、あなたのやらしいミルクをぶっかけてあげましょうね」
「やだ…言う、言うからっ!ご、めんなさっ…アッ、」

雲雀を脅すには、リボーンが一番だ。
からだを起こさせてリボーンに狙いを定め発射準備をさせると、急所を弄ばれながらも律儀に雲雀は言葉を紡いだ。

「ふほ、ぉ侵入、いたしませっ、ンふぁ!さわだ…ゆび…指ぃ…!」

イキそうなのか、雲雀がイヤイヤと首を振る。

「ダメですよ、一番大事なとこ言えてません」
「ク…っぼくは…ボンゴレボスさわだつなよし、の…言いなり・に、なりま…ぁ、ッああああぁ…!」

「…あーあ、イッちゃいましたか」

言い終わる直前に射精してしまった…可哀想なヒバリさん……

恥辱にむせび泣く雲雀を見下ろし、ツナはそう思わなくもなかったが。
しようがない。
朝から自分のところへわざわざ飛び込んできた雲雀が悪いのだ。

「ス…スピー…!」
哀れな風紀委員長の精液をからだ中に浴びた小さなリボーンは、雲雀の自尊心をこれ以上傷つけたくなかったのか、それとも単なる逃げなのか、見え透いた狸寝入りをし始めた。

「……寝てるみたいですよ、リボーン。良かったですね」
「……」

なんで睨みつけてこれるのかなー?
そろそろ自分の立場分かってもいいのに。

鋭い雲雀の黒つるばみ色の瞳を、ツナは半笑いで見返した。


俺ならしないけどね。
涙でうるうるのお目々でいじめっ子を睨むなんて、相手の嗜虐心を更に煽る行為は。

「ヒバリさん、ベッドにはいりましょ」
「!」
「ん?どうしたんですか?」
ぎょっと目を見張る雲雀を布団に押し倒す。

「ぼ…僕は、きみの言うとおり、言った…」
「腕を放してあげるって言っただけですけど。てか、ボンゴレボスの言いなりになるんでしょ?」

何を勘違いしたか知らないが、あんなので解放されると本気で信じたのか。

「僕を騙したね…!」
「いやいや、騙してないし」

邪魔な衣服は剥ぎ取って、とりあえず手足を縛る。

「リボーンは常に俺と居る存在なんで、慣れてくださいよ」
逃れようとミノ虫そっくりの動きで暴れる雲雀をツナは妙に可愛く思った。
しろいお尻がむにむにと形を変えて蠢く様が、なまめかしい。

「帰るっ…」
「我が儘は許しません。たまにはリボーンに見て貰えばいいじゃないですか、雌犬みたく後ろから犯されて腰まで振っちゃう可愛いあなたを」
「きみは…絶対に、殺す……!」
「はいはい」

ぽんぽんと彼の丸いあたまを撫でつつ、白桃の割れ目をなぞる。
自慢ではないが、朝っぱらからツナの自身はべらぼうに猛っていた。
憂鬱な1日から甘美な1日に変わろうとしているのだから、しようがない。

雲雀のような、とびきりのサディストを跪かせ、辱める達成感は半端ではなく、興奮のあまり鼻血が出てしまいそうだ。


「つっくーん、朝ご飯よ、降りてらっしゃーい」
「…あ、そういやお腹空いたな」

一時中断。
あっさりと雲雀のうえから退いたツナは、パジャマから部屋着に着替えた。

「ヒバリさん、ちょっと待っててくださいね。俺、ごはん食べてくるんで…」
にっこり笑うツナの無邪気さに雲雀はゾクリとする。
中学生の時はこんな子ではなかった。

「あっ、と…その前にこれだけ、」

手にした猿轡を雲雀に噛ませると、ツナはリボーンを抱えて部屋を後にした…


*

「えっ、あれ…ーディーノさん!?」
「よぉツナ!」

炬燵に入って満面の笑顔の男にツナは目を丸くする。
金髪まばゆい美青年。
兄弟子のディーノだった。

「ほら、つっくんも早く座りなさい」
奈々もニコニコしながら、トレイに豪華な朝ご飯を乗せて運んできた。

「びっくりした〜、いつ日本に?」
「昨日だ。仕事に来たんだけど、…ツナの顔が見たくなってな」
「嬉しいです!」
「俺も可愛い弟分に会えて嬉しいぜ」

奈々の目を盗んで、ぴたりとディーノにくっついた。
ランボもイーピンも周りで走り回っているが子どもは子どもで忙しいらしく、二人には目もくれない。
ビアンキも憔悴したリボーンを抱いて妄想の世界に溶け込んでいた。

「ちょ、やめろよツナ、お前はまた…!」
「遠慮しないでよ、ディーノさん。忙しいのに来てくれたのは、俺とこういうコトしたかったからでしょう?」
やわらかい耳たぶをかぷりと噛んで、ディーノの腰を撫で回す。

「あぁ…マ、ママンに、バレちまう…」
「ふふ、そうですね。ディーノさん、今すごく色っぽい顔してますもん」
炬燵に腕を突っ込み、ズボンの中心を探ると確かに感じる熱。
「んッ、」
「もうこんなにして。ディーノさんたら」

「しょうがねえだろ…ツナに触ってもらうの、久々なんだぜ」
「かわい、ディーノさん」





[→#]

1/2ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!