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☆☆☆小話
オヤジすぎる(修、ミサキ)
「おお、今日は焼肉か」

 そうだよ、そう答えようと振り返ったまま固まる。
 視線を逸らそうと思うが、身体が自分のものではないかのように思考とは逆に動かない。数秒の硬直の後、徐々に顔が熱くなっていき、頭が真っ白になって、

「キャ―――――!!」

 あらんかぎりの悲鳴が飛び出した。

「どうしたの林奈ちゃん!?」

 林奈の隣で夕飯の準備をしていたミサキが慌てて尋ねる。
 林奈はそれには応えず、しゃがみこんだまま震える指で原因を示した。

「何だ、人を見て悲鳴上げて」

 失礼だな、そう言った指の先の男、修は下着だけの姿でわずかに眉間にシワを寄せた。そのわりに傷付いてはいないらしい、すぐにいつものやる気のない表情に戻り、林奈たちの立つ台所へと足を運ぶ。
 それを気配で察した林奈は修に背を向けながら叫んだ。

「ちょ、来んな来んな来んなー!」
「何なんだ、お前。あからさまに拒絶しやがって」

 原因が自分だとは思ってもいないのだろう、怪訝そうな顔をするが特に気にする様子もない。
 そのまま林奈の隣にある冷蔵庫を開け、一本の缶ビールを取り出す。
 頭を抱え込んで小さくなっている林奈を抱き締めたミサキは苦笑に近い笑みを浮かべた。

「あんたのその格好よ」
「ああ?」

 風呂上がりで濡れた髪から滴が垂れる。それを気にもせずにビールのプルタブを開けて、修は二人に視線を下ろした。

「年頃の女の子の前でパンツ一丁ってあんた」

 呆れた声と共に溜息も一つ。

「仕方ねえだろ、暑いんだからよ」
「だだだだだからってそれでお風呂から出てくんな!」

 ミサキの胸に顔を埋めたまま叫ぶ。やはり直視出来ない。

「あのなあ、お前」

 ゴクリ、とビールを飲み干した修は、眉をひそめて林奈を見やる。

「俺でそんなんじゃ、六のときはどうすんだよ」

 今度こそ頭が真っ白になった。


―――

力尽きた!
少し有川さん的な文章を目指してみたよ!やっぱあれだな、文章は長いよりも短くわかりやすいほうがいいよね。でも才能がないからダメだわ。

多分主人公は修ならこれで済むけど、六さんのそんな姿を見たら倒れると思いますよ。まあ六さんにそんなことさせる気はさらさらありませんが。だってふんどしだったら…げふんげふんんでもないよ!!←
Des家でパンツ一丁で風呂から上がりそうなのは、修と大輔くらいかな。学生はしなさそうだ。(特に主人公が来てからは)
ミサキさんはもう既に慣れてそう。

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あきゅろす。
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