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金魚花火の数時間後/水原すい様よりいただいたログ★


水原すい様に捧げた金魚花火の続きを、すい様より頂きましたので強奪な上非常に萌えたのでupします!ああもう雲雀さん……








「花火、終わっちゃいましたね」
目を開け、気だる気に横になっている綱吉は開けた障子から静かになった外の様子を知る。
「みたいだね」
雲雀は綱吉が意識を手放してる間に浴衣を着て綱吉の傍らに座っている。
「花火が目的だったのに」
「悪かったね」
そう言って甲側で頬を撫でる。
「いいんです。来年までの楽しみにしてます。それに、その、オ、オレも、って言ったじゃないですか」
確かに花火は残念だったけどそれよりも浴衣姿の雲雀に欲情したのは自分だから一方的に雲雀が悪いわけではない。


雲雀がおもむろに携帯電話を出す。
「草壁、今すぐ花火持ってきて」
それだけ言うと切る。
「ヒバリさん?」
「起きられる?」
「あ、はい」
雲雀の手を借りて体を起こす。その時点で浴衣を肩にかけ、立ち上がらせる。


手際よく綱吉の浴衣を着付けする。
「すごいですね。オレ一人じゃ着られません」
「慣れだよ」
そうしている内に帯も締められきっちりと元の状態に戻った。
綱吉が感心したその時だった。
「委員長、草壁です」
草壁が声をかけた。
「ああ、そこに置いといて」
「はい、失礼します」
ガサッと何かを置くとすぐに居なくなる。
それを持ってきて綱吉に見せる。
「今回はこれで我慢して」
雲雀が手にしていたのは手持ち花火だった。
「全然っ!一緒に花火見るのもいいですけど、一緒に花火するのもうれしいです!」
ぱあっと笑顔が広がる。
「花火みたい」
「何がですか?」
「綱吉の笑顔」
「え?えっ?」
「花火と違うのはなくならない事だけどね」
そんな事を言われ、照れくさくなり思わず俯く。


「オレが」
小さい声で話始め、上目遣いで雲雀を見る。
「オレが笑顔になるのはヒバリさんが火を点けてくれるからですよ」




終われ!


綾さん、素敵SSをありがとうございました。なのに私が続きを書いたとか…。綾さん、皆様すみません。

どうでもいい諸事情でぶつ切れな終わり方になりました。だから「終われ!」と…。言葉悪くてすみません。

また襲われちゃうぞ(笑)



††††††††††††††††††††††

桜井がさらに書いたオマケ(笑)


「あれ?雲雀さん女性もの浴衣も着付け出来るんですか?…………まさか………オレの前にも何人か?……な、慣れって………………嫌ーっ雲雀さんのバカバカバカ!キライ!だいっキライー!」

「違う(違わない)よ綱吉!着付けは男女ともに習うから…痛っ……こら、浴衣で暴れないで、つなよしっ」

ギュッ

「好きなのは綱吉だけだから」




名家には色々お付き合いがあるようです…
雲雀がフェミニスト(笑)







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