僕を呼ぶ君の声 1827
僕を呼ぶ君の声
ボンゴレの定例会議が終わって一息ついたあと、執務室へと向かっていた綱吉をさらうように、空き部屋へと連れ込んだ。
一瞬警戒した綱吉は、すぐに気配でわかったのか柔らかく微笑んで、抱きしめられるまま身体を預けてきた。
扉の向こうでは、右腕である獄寺隼人が、彼を探している声がするが無視を決めこんで、綱吉の耳を包むように塞いだ。
おとなしく抱きしめられたまま擦り寄るように胸元に頭を寄せ愛しいとばかりに腰に腕を回してくる。
そのまませがむように上向いた綱吉に顔を近づけるとそっと傾けて唇を重ねた。
「雲雀さん…………」
「名前で呼んで…」
隠れ家のような一室で柔らかく口づけを落しながら、呼吸の合間低く吐息を漏らすように囁けば、羞恥に頬を赤らめる。
「き……恭弥さ……」
「もう一度…」
呼ばれる度甘く唇の輪郭をなぞる
「…っ…きょうやさん……」
「もう一度…」
「…っ…俺ばかり狡いです…」
抱き寄せて額や頬にも口づけながら、少し体を離してじっと目をみつめながら、
「綱吉」
と低く優しい声で囁いた。
ガクリと崩れる綱吉の細い腰を支えて、同じだけ名前を呼ぶと、目尻を赤く染め見る間に瞳が潤んでいく。
「恭弥さん、俺…凄い幸せです」
ふんわりと花が開くように微笑む綱吉をもう一度強く抱きしめて
僕もだ、と
伝えるように頤を持ち上げると深く柔らかく甘い唇にキスをした。
名前を呼んで欲しいのは
君
貴方
だけだから……
fin
水原すいさんからいただいた話に感化されて出来たお礼超ss
他守護者を牽制して見事恋人同士になったその後(笑)いつまでも慣れない可愛い恋人に実力行使(笑)キスしながら名前を呼ぶとか萌えます!
隠れるようにひっそりと、キスとかも大好物です。
キスの描写にはいつも読む方がドキドキしてくれたらなあの気持ちを込めてます………
こんな拙い文まで掲載していただけるとは!
Re:ti amo瑞樹さまありがとうございます★
この話は瑞樹さまのサイトにも置いていただいてます!
Linkから跳べますので是非行ってみてくださいませ!俺様雲雀さんがカッコイイ………
[次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!