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似て非なる / 水原すい様(Gとツナ)

!諸注意!

ボンゴレリングやおしゃぶりの力やらで


実体化出来たという


よくある設定で


よろしくお願いします。


ホント安易ですみません。



《似て非なる》



リングの力でほんの少しの時間なら実体化が出来る事を知ったGは綱吉の前で実体化し対峙した。


じっと綱吉を見下ろすG。一方の綱吉もGを見つめる。
「デーチモ、お前の名前は?」
「え、あ、はい綱吉です」
突如口を開き尋ねられた綱吉は、自分以外の者には食ってかかる言い方をしてきた獄寺(にそっくりな顔)が自分にも不遜に尋ねてきたものだから、出会った頃みたいでちょっと新鮮だと思いつつ答えた。しかしそんな綱吉の受け答えにGは盛大なため息と共にうなだれた。


「あのー?」
何かまずかったのだろうかと首を傾げながらGを覗き込む。
「…お前はボンゴレのボスだろ、歳とか関係ないんだから敬語で喋んなくていい」
顔を上げてぽんっと綱吉の頭に手を置き言う。
「でも、あの…」
「いいって、オレも堅苦しいのは好きじゃねェし」
優しく笑いながら頭を撫でる。


「それに」
といつの間にかやはり実体化していた幼なじみをチラリと見遣りまた綱吉へと向いて言う。
「あいつと同じ顔で敬語で喋られるのは正直気持ち悪い」
「…っ、あははははっ」
幼なじみとしてタメ口で喋ったり、ボスと守護者の立場で自分の口調が変わるのはいいのかもしれない。けれどボスである人間が敬語なのは確かにおかしい。その上自分はプリーモに似ているのだから彼にしてみれば違和感があるのだろう。
それを本気で嫌がってるのが解り、つい笑ってしまった。
「ンだよ、そんなに笑う事か」
両手で綱吉の頭をくしゃくしゃにしながら聞く。
「ごめんごめん。うん、貴方が嫌なら普通に喋る」
「助かる、てか貴方って何だよ」
「だって『Gさん』だと日本語じゃおじいちゃんになるから…」
Gにしてみれば何てことはないが綱吉にしてみれば気になったのだろう。


「Gって呼べゃいいだろうが」
その言葉に先程とはまた違い、ぱぁっと明るく屈託のない笑顔が広がりGはドキリとした。
『顔は同じだけど笑顔は違うな。ってか人間が違うんだから当たり前か』


綱吉も今のとも10年後のとも違う優しい笑顔に小さく心臓が跳ねた。
『似ているけど笑顔は全然違うんだ』


そうして徐々に打ち解けていく二人を監視、いや、見守っているのは…。
「Gの奴め…(綱吉が気に入ったようだな)。…どうした獄寺」
やはりいつの間にかいて、綱吉とGの様子を見ていた獄寺はただならぬ雰囲気を感じ(実際は喋っていただけ)しゃがみ込んでしまっていた。


「綱吉はあの顔に弱いのだろう」
見下ろしながら言う。その言葉にバッと顔を上げプリーモを見る。
「あの、プリーモ、それは…」
「心配する様な事ではない、という事だ」
ホッと胸を撫で下ろす獄寺。しかしプリーモはニヤッと笑う。
「まぁ?Gの方はわからないが?」
そう言い残し、またもやショックを受ける獄寺をそのままに、プリーモは二人へ近付いて行った。







《反省》
うかつな一言が自分の首を絞める事になりました…。

プリーモの台詞一つ一つに『(かもしれない)』・『(多分)』とか入れたりプリーモに遊ばれている獄寺も、と考えましたがそうすると全てをプリーモに持って行かれるのでやめました(笑)

読んでいただきましてありがとうございました。


††††

水原すい様より頂きました!
頂いた瞬間Gとツナかーっ!とその設定にドキドキしちゃいました。
私何気にプリと獄のやりとりに……萌えましたすい様!(笑)プリ獄(プリ様襲い受けと言うか獄がなすがままとか)妄想がピカーと…プリ様節操ないなあ。

Gが獄にヤキモチとか可愛い…いやまて、落ち着け私。

Gにヤキモチな獄が本当に愛しく可愛く、このあと獄に押し倒されちゃえばいいよツナ!ってエールを送りました(笑)落ち込んだ獄を慰めるツナは、頭なでなでしてあげそうです★

すい様!とても萌えるお話をありがとうございました!



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