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YourBirthday/2010.獄寺くんハピバss水原すい様(*獄にょツナ)




今日は獄寺の誕生日という事で綱吉は学校からそのまま獄寺の部屋にお邪魔していた。


本当ならお洒落したり、手料理の一つも持ってきたかったが、早く二人だけでお祝いしたいという気持ちが勝りそのまま来たのだ。
とは言え、ケーキだけは買ってからだったけど。


「お邪魔しまーす」
「すぐクーラー点けますね」
獄寺はすぐさまリビング、綱吉はキッチンへそれぞれ向かう。




奈々から持たされたタッパーの料理をメインに夕食を済ませ、食後のデザートも楽しんでゆっくりソファーでくつろぎながらプレゼントを渡す。
「ご飯の準備だー、ケーキの用意だーで遅くなったけど。誕生日おめでとう」
にっこり笑って箱を差し出す。
「ありがとうございます」
恭しく受け取るその様子を見て綱吉が立ち上がる。


「10代目?」
自分の目の前に立つ綱吉に疑問を持ち、箱をテーブルに置く。
すると綱吉が抱き締めた。
「あの、じゅうだ」
それ以上は言わせまいと更にぎゅっと抱き締める。
いつもなら「胸が…!」等言ってくるが、今日は素直に綱吉に体を預け、獄寺も綱吉の腰に手を回し抱き締める。
とくとくと鳴る心臓の音が心地好い。


どの位経ったのかわからないが、獄寺が手を緩めると綱吉も同様に緩め、肩に手を置いた。
「綱吉さんありがとうございます」
見上げながら言う。
その一言に綱吉はふわりと笑う。


「あの、キスしてもいいですか?」
「な、何改まって聞くの?そんな事言わなくてもいいんだよ」
いきなりの申し出に綱吉は頬を赤らめる。
「いえ、今の自分の心理としては断りを入れないと、と思って」
その一言に多分、今の自分と同じ心境なのだと悟る。
「……そう」
だからそれだけ言って目を瞑る。
いつもと違って獄寺の口唇が下から押しあてられる。


ただ口唇が触れ合うだけのキスだけど、今の二人にはそれで充分だった。



《終》








《後書き》
獄寺は母親の死の真相は分かったけど、それをツナに伝えてないという設定です。
ツナの抱き締めたシーンは「自分の誕生日=母親の命日」だけど悲しまないでほしいという願いが込められてます。実は他にもあるんです。一つだけ言うなら「女性=母性(愛)」はないです。
解りづらくてすみませんでした。

一応にょツナです。

読んでいただきましてありがとうございました。



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すい様よりいただきました、獄寺くんハピバssです!

個人的にツナが獄寺くんをギュッて抱きしめるところ好きです←メインだろ…

あとキスも触れ合うだけの……と言うのも身体が触れ合うよりもそのキスだけで癒されることもあるな〜とシンミリ思いました。ここも好きです!

あとあと本日10日はすい様の誕生日〜〜〜!HAPPY BIRTHDAYですっ!すい様!おめでとうございます〜!素敵な歳になりますように★


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あきゅろす。
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