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トリップ番外編+α
南瓜+仮装=MOEMOE☆HALLOWEEN
トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!


ってことで今回跡部邸にてハロウィンパーティーをすることになりました!


「とりあえず、貞操の危機とかいう状況にならんように菓子はたっぷり装備しよう。」


問題は衣裳なのよね。まずは買いに行かなきゃいけないのだよ。んで、何に化けるか。それも問題。


「手っ取り早く猫娘にでもするか。」


パーティーは日曜だから土曜あたりに某ねずみ御殿の入り口前にあるショップでマ○ーちゃんの耳とシッポを。


黒猫の方がしっくりくるかもだけど。服は柄無し浴衣で。後ゲタね。


「浴衣、短くしちゃおうかな。足見せババーンと。」


気になる皆の衣裳…狼男に魔女(?)コウモリ系もいいよね〜。思い切ってカボチャの着ぐるみとか。


もうホント楽しみ!











「皆おはよー!早いね、もう全員集まってたんだ。」


(そりゃお目当てがいますから。)


皆の視線がやばい気がシマス。


「えと、パーティーは夕方からだよね。今昼時だけどどうするの?」


「アン?まずは腹ごしらえだ。なあ樺地。」


「ウス。」


「その後は、ボーリングやったっけ?」


なぬ?ボーリングの王子様じゃんか!


「恥ずかCスコア出さないようにしなきゃね〜。」


「これだけ人数いるなら二チームくらいにしたほうがいいですかね、宍戸さん。」


「面倒くせぇからジャンケンとかで決めようぜ?」


「まぁ、まずは昼飯だな。」


「一つ聞きたいんだけど景吾ってマック行ったことある?」


「(まっく?何だっけか?)…?」


「跡部、マクドや。」


「まくど?」


「侑士、マクドも略だっつの。マクドナルドだよ跡部。」


「あー、あれか。指で数えるくらいしかねえな。」


おー、さすがお坊っちゃんだわね。











さて、やってきましたボーリング対決!


「どうやってチームわかれるんだ?」


「あ、私が分けてあげる!」


忍足、チョタ、ヒヨ、樺地。


「こっちのチームは『攻め男's』ね!」


跡部、宍戸、岳人、ジロー。


「こっちは『受け子ちゃん's』ね!」


「何だかとても不快なんだが。」


あらいやだ、跡部くんたら直感が働いてるわ。


「気のせいだよ!さあ、投げる順番決めてね!」


「ってかみるくは投げへんの?」


私は審判でヨイの。


「投げる瞬間の腹チラ見せなさい?激写するから。」


「ソレが狙いかよ。」


「アン?見せてやるからみるく、スコア一位のヤツの景品になれよ。」


え?何?私景品にならなきゃいけないの?





「ただ見せするかよ。」





イヤーッ口の片端あげないでー!鬼畜に見えて萌えちゃうからー!


「じゃあ30分間自由権あげるよ。」


ピンチになったらどうにでもなるしね。


「今の言葉、忘れんなよ?」


「皆頑張ってねー!」


((((絶対勝つ!!!!))))





「受け子一投目ー、しっしー!」


「どらぁッ!!」


がしゃぁん!


「わー!スゴい!ストライクじゃんッ!」


惚れ直した〜!!もうメロメロ〜vv


「次、攻め男一投目、侑士!」


「いくでー!」


がしょん!


「あー、おしい。八本ね。」


「景吾の番だよー!」


「俺様の美技に酔いな!」


ゴロゴロ…がすっ!


「なっ!?何でガーターなんだよ!」


「はいはい、落ち着いて。次ちょたろね!」


「あ、はい。いきまーす!」


ずがしゃあっ!


「力技だわね。でも六本ね。」


「ボーリングでもノーコンかよ。激ダサだな。」


わー、宍戸さんたら後輩からかいに出たわね。


「じゃあ次俺ねー!」


さあジロちゃんの実力やいかに。


がしゃん!


「お、何げに九本。ジロちゃんやるねー。」


「行きますね。」


「ヒヨも頑張れー!」


スココココン


「九本!ジロちゃんと一緒だ。ヒヨ、投げるときのフォーム、キレイだねー。」


「ありがとうございます。」


や、そんな顔を赤らめないで!可愛すぎるッ!!!!


「俺行くぜー!そらよっ。」


ひょろひょろ〜


ガコンガコンッ


「ちょろボール八本!ガッ君中々やるじゃん!」


「この調子で行くぜー!」


「あ、次樺地だよー!」


「ウス!」


がっしゃあぁああん!!!!


「ストライクー!!樺地カッコイイ〜!!!!」


「ウ、ウス!」


中々いい感じで勝負が進んでるんじゃない?














「はーい!皆お疲れー。はい、みるく特製疲労回復ドリンク。」


「サンキュ。で、誰のスコアが一番だったんだ?」


さっき集計した結果によると。


「ぱんぱかぱーん!宍戸亮サンでしたー!おめでとー!」


「お、俺?マジで?」


マジですよ。嘘ついてどうするさね。


「景品は私を三十分間自由にできる権利を。いつでも発動可。ただし一回コッキリ☆ということで。」


「慎重に使わさせていただきマス。」


安全圏だな。











「さぁ、そろそろ夕方だ。いい感じに空も暗くなってきたところで着替えタイムだ!」


来た来た来たっ!ついに禁断のヴェールが解かれる!!!!


「男どもはこの部屋でいいな?みるくは隣の部屋で着替えてこい。着替え終わったら前のホールに集合!」





さてと、まずは浴衣からね。


「…………………?」


どうやって着るんだっけ?ココがこうなって、こうして、あ!わかった。こうなるんだ!


かちゃん


「……ッ!?」


え?ぎゃあぁああぁあッ!!!!しっしっ宍戸さぁん!?


「わ、悪ィッ!!!!」


バターン


「……………………。」


宍戸さん、部屋間違えたのかな?ってか私思いっきり下着姿なんですけど。ちょっと今のかなりヤバいよ。


私の色気の無い身体を見られたよ。…まぁいいか。とりあえず着替え着替え。そして身体の至る所にお菓子をしのばせておこう。





「お待たせー。」


「「……………………………………。」」


うわー!何か視姦されてるぅ〜!!!!


「ってか侑士は何の格好ソレー!!!!」


「へ?あ、ああ魔女や。」


しょっぱなからネタ〜!!!!


「みるくは猫娘か?しかも浴衣て、セクシーやんなぁ。」


「ちょっと日本風に。ジロちゃんは正統派黒猫なんだねー。」


可愛すぎだから持って帰っちゃいたい☆


「あと、いつ寝てもいいようにおっきいカボチャのクッションも持ってきたー!」


うわーめっちゃふかふか!気持ちいい〜!!


「樺地はフランケンシュタインなんだ。よく似合ってるよ!」


「ウ、ウス。」


心優しそうだから恐くないし。環境にいい(?)フランケンシュタインだね。


「俺はコウモリだぜ!見ろよこの羽!」


きゃーん!こっちも可愛いッ!!ガッ君そのまま飛んでいっちゃダメだからねー!


「もー、可愛いんだから!おねいさんが連れて帰っちゃうぞ☆」


「軽く犯罪くさいからヤダ。連れて帰りたいのは俺だぞ。」


不意に告られた気が。


「ちょたろは?」


「あ、一応狼男デス。」


「オオカミになりきれてない感100%だよ。」


「あ、いや、だってそんな…。」


出た、純情ボーイ。黒くなるように調教するのも悪くないわね。


「ヒヨは?わ、包帯ぐるぐる!」


「一応透明人間のつもりなんですけどね。変でしたか?」


「いや、色気五割増し☆」


憂いを含んだ目がさらに引き立ててるわ!








「そろそろ集まったか?前の扉を開けろ。そこが会場だ。」


跡部様はメイン会場にいるのかしら?ってか宍戸さんがまだなんですけど。


ギイィ〜…


「わー、雰囲気あるー。」


「悪ィ、遅れた。」


あ、宍戸さん。


「大丈夫ですよ宍戸さん。今からですから。」


きゃー!宍戸さんバンパイヤ〜!!!!セクシーさ十割増し〜!!!!アナタになら血を吸われてもイイ〜vv








「今日はよく来たな。集まってくれたこと感謝する。そのかわり最高のディナーを用意した!


存分に味わってくれ。…さぁ、楽しいパーティーの始まりだ。」


跡部様ったら前の真ん中の席ですごい演出ですな。でも黒い布羽織ってて何着てるかわかんない。


ばさぁっ


って、きゃああぁああっ!!!!こっちもネタですかっ!!!?魔女じやん魔女!!


「もしかして侑士、景吾と口裏合わせた?」


「お、さすがみるく。鋭いなあ。」


ぎゃー!サービスしすぎですからっ!写真写真ッ!!


「みるく?」


「何ッ!?」


「…トリックオアトリート…お菓子くれへんとイタズラするで?」


うわ〜!!!!衣裳とのギャップがたまら〜ん!


「イタズラされてもいいけどヤダ。はい飴ちゃん。」


ふふふ、甘いぜ甘いぜ〜。そうそう簡単に私は渡せないワ☆


「「トリックオアトリート!」」


って一斉に来て菓子空っぽにする作戦だな?甘いぜよ!


「はいはいはいはいはい!」


いっちょあがり!


「中々手強いな。」


「女だからって甘く見ないでよね。」


何かのドラマのワンシーンみたいなセリフだわね。あ、トイレ行きたい。











ふー、すっきり☆皆何だか恐いなー。目がギラギラしてるんだもん。


かちゃん


「みるくー!」


「この時を待ってたぜ!」


「「トリックオアトリート!」」


イヤー、不意打ちー!って私ったら菓子籠窓際に置きっぱなし!


「ん?どうしたん?菓子持ってないんか?」


「なら、おとなしくイタズラされな…。」


イヤーイヤーッ私の清い身体がー!!(T□T)





「ちょっと待ったぁ〜!!…みるく、30分独占権使うぞ。」


「しっしー…。」


「オラどきやがれ!…大丈夫か?」


やん、カッコイイ…。かなり胸キュン。←いつの表現のしかただ


「跡部、もう遅ぇからお開きにしようぜ?」


し、宍戸さん…ドスきかしちゃって、恐いよ…。(-_-;)


「あ、ああ。そうだな。」


「帰ろうぜ、みるく。」


「え?う、うん!」


「せやったら俺らも一緒に…。」


「ボーリングの景品。30分はみるくは俺のものだ。」


宍戸さん、私のことを守ってくれてるの?


「じゃあな。行こうぜみるく。」


「うん。じゃあねー、皆ぁ〜。」











「悪ィな。いきなり帰るなんて言ってよ。」


「ううん、ありがと。助かったよ。あのままじゃ私どうなってたことか。」


宍戸さんが男前だって再確認できたし。


「あいつらマジあぶなかったもんな。自然と手が出てたぜ。」


「皆にはホントびっくりだったよ。…しっしー、スゴく格好良かった!」


「な、何だよ…マジ顔で。からかうなよ。」


もー、ホントなのに。


「信じてくれないしっしーにはお仕置きだね。屈んで目、つぶる!」


「……………………………?」





ホントにやっちゃうあたりが純情ボーイね。





「…トリックオアトリート、お菓子くれなきゃイタズラするぞ?」


ちゅ


「えへへ、ホッペいただき☆送ってくれてアリガト、またね!」


うわ、我ながら恥ずかしいことをしたなぁ。


でも、今回は宍戸さんに助けてもらっちゃったし、ちゅうしたくなっちゃったし。


「…な、何だよ今の…。」











次の日なぜか宍戸さんにはぼこられた傷があった。聞けば皆、私たちの後をつけていたそうで。


私と別れた後すぐにぼこられたとか。


「ストーカーだしプライバシーの侵害だし。何よりしっしーは悪くないのに。そんな君たちにはお仕置き!!」


私は今、皆にお説教中。


「屈んで目ェつぶりなさい。」


((((え?それってもしかして。))))


ほっぺちゅうとか期待してたら痛い目みるで?


「みるく超必殺、カンチョウ、分身の術ッ!!!!」


ズブシッ!!


「「「「アンギャ〜!!!!(T□T;)」」」」


★終わっちゃえ★


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ハロウィン特別企画で〜す!微妙に宍戸さんオチ。ちなみに宍戸さんが遅れてきた理由はトイレに行ってたからという
なんてことない理由でした。そして帰ってくるときに部屋を間違えたと。ドキドキハプニング発生。(笑)
最後に皆にカンチョウしてるあたりあなどれないヒロインちゃんなのでした☆
あの後、皆尻の痛みに一週間悩まされたとか。(どんな勢いでやったんだよヒロイン…/笑)

ここまで読んでいただきありがとうございます。
こんなんですが、感想頂けると嬉しいです。
write.2005/09/23

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