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トリップ2
〜ああ、驚きの再会に舌打ちは無しよ〜
「やっぱりおかしいわよ!」



今まで私は一年間、氷帝で過ごしたはずなのよ!

現に枕元に氷帝の校章がレギュラー+α分あるし、私が写ってないけど、私が居たはずの写真が何枚かあるのよ!

「皆分のSD人形だって、手元にあるのに。」

これが夢なはずないじゃない!私はあの世界にいたのよね。絶対。





「とりあえず、写真は机にしまおうっと。」



なくしたら、大変。





「ギャーッ!!!!ドラ●もぉん!!!?」





ちょ、ちょっと待って!何で引き出し開けたら変な空間が広がってるのよ!異次元?何何なんなのよ!

「ん?机の上に…………矢文?」



なんだ?この意味のわからない手紙の置き方って、もしかして…。





「『オヒサ!覚えてるかな?詳しいことはまた後で話すから、いってらっしゃぁい!』って、こ…これは。」





この机の引き出しの中の異空間に足を突っ込めって事?

でもまさか。でも、ホントだったら?

「えぇい!なるようになれだ!とーうッ!!!!」

未知なる扉よ、開けー!













ドボーン☆

「…………ぷはぁあッ!!!!」

何だァ!お湯?

「な、何だお前!?」





え、跡部?跡部じゃん!





「景吾?」

「誰だよ!?」

わ、忘れられてる。

「…………私、だよ?」

「アン?…………チッ知らねぇ。」



ナニソレー!ひどくない?しかも舌打ち?私は跡部の事、こんなに覚えてるのに!ってか、跡部裸ー!

カメラ持ってないけど。





「激写ァアアア!!!!」





「…激写………ん?……………お前、みるく?」



「…………あ…景吾…。」

思い出してくれた?







「お前みるくじゃねぇか!ちくしょう今までどこ行ってやがった!」

「ギャァアアアア!!!!まっぱで擦り寄るなーッ!」

なめらかな跡部の素肌にアドレナリンとドーパミンがシャバダバドゥー☆







「はぁ、俺様としたことがお前の事、忘れてるなんて。」

「たぶん、私を飛ばしてくれた神様の仕業だよ。」

「そうか、それより……驚いたな。」

「私だって、真冬にサンオイル塗って雪の中肌を焼こうとしてるしてるお爺さん見たくらい驚いたよ。」

「どんな情景だよ!( ̄□ ̄;)!!」

そんくらい驚いたんだよベイビー。

「それより、着替え置いておくから着替えろよ。」

風呂にダイブしちゃったんだもんね。ビショビショですよもう。

「景吾ぉ、下着…濡れちゃった…。」

「!?誤解を招く言い方はやめろ!早く着替えろアーン?」

怒られちゃった。あ、可愛い服だぁ!跡部、以外とやるねー。

「みるくの、生着替えぇー!あんあん、ウフン…あんたも好きね…。」

「ふざけんな!ヽ( ̄□ ̄;)ノシ」

あーあ、出ていっちゃった。刺激が強すぎたかしら?









「景吾、着替えたよー。」



「うんうん、イイ出来だ。」



うわ、何その満足そうなうっふりした顔。

「…そうだ、忍足達にも知らせねぇと。」

お、久方ぶりですな!













「どないしたん跡部?」

「いきなり俺らを集めてさぁ。」

「ってか、そいつ誰だよ。」

皆、集まったものの私の事忘れていらっしゃいますね。

「何だ、思い出せねぇのか?みるくだぜ?」

おっと、皆の表情が固まりましたよ?

「……みるく?…ッどこ行ってたんやみるくーッ!」

がばちょ☆





「「「「あーッ!!!!」」」」





お、皆思い出してくれたかぬ?



「ってか抱き付かないの!侑士のアソコにモロコシヘッドのウナ●ーワクール塗るよ!」

「ギャー!リアルに残酷や〜!( ̄□ ̄;)!!」

悶絶するクール感が味わえます。ってか染みるね。

「モロコシヘッドが斬新だC〜!」







「へぇ、風呂中にみるくが歪んだ空間から落ちてきたのか。」

「心臓止まるかと思ったぜ。」

「景吾のせいで濡れちゃったし。」

「だから誤解を招く言い方はやめろ!ヽ(`△´)ゝ」

私はボケたいのですよ!ツッコミしてくれぃ!





「それにしてもその萌神様ってのはスゲェな!」

「俺たちの記憶をいじってるんですもん。」

確かに。そして同人界に旋風を巻き起こしてますよ!次は貴方かもしれない!





「俺ら、忘れてたけど…でも、みるくの人形はちゃんと持ってるぜ?」

「がっ君…私はそれだけでも嬉しいのよ。」

「そ、そうなのか?」

「うん。ツチノコと素敵な出会いをしたくらい嬉しい。」

「………………………。」

何よその微妙な顔は。





「今日は戻ってきた記念に俺の家に泊まるか?」

「あ、激賛成しちゃいまーす!」

「あかん、襲われるで!( ̄□ ̄)ゞ」

襲い返すまでよ。

「平気だよ。」

「そうだ、心配ない。さぁ、忍足達は帰れ。」

バッサリですな。

「まあ、みるくの事やから、平気やと思うねんけど。」

「じゃあまた明日な?」

「うん、バイバイバイブレーション!」











さて、景吾と一夜をともにするわけですが。

「………な、お前綺麗になった?」

「ん?何で?」

「何かキラキラしてんぞ?」

「ッ鏡貸して!」

ってギャァアアアア!何この顔!萌神様ったら私の顔の修正度合い間違ってるー!!

これじゃキラキラフィルターだよ!







「ごめんね景吾、私こっちの世界にくるとき顔に少し修正加えてもらってるの。」

「アン?」

「今回は神様の間違いでこんなにキラキラした顔になってるみたい。」

「…そ、そうか。いや、本当に神様なんているのか。」

いるのよ。現に私がここに来られるのは萌神様のおかげなんだから。

「それはおいといて、今日は景吾の部屋で寝たいなぁ、なんて。」

「!!だ、大歓迎だぜ。」

「あ、パジャマどうしよう。」

「そんなものいらね…。」

ぽん☆

「うわ、萌神様から届いた。」



って、キャーいやーん、超セクスィー!



「か、神は本当に居たのか。」

とりあえず私用のベッドをはこんでもらったから、そこで寝ることに。







「見て景吾、フリフリぃー!」

「ぐわッやめろ!俺の元気な若い欲望が頭をもたげるッ!」

言い方がキャモイ。(´〜`)ゞ

「じゃあおやすみねー。」









ん、あれ?朝?何だこのぬくもりは。

「…ッヒ!」

は、半裸(だと信じたい)の跡部が私に腕枕しつつ寝てる!

しかも何そのプルプルの唇!長いマツゲ!麗しい寝顔!白い首筋!美しい筋肉!

そして、キャッ!綺麗なビーチク!!!!



「何時の間に侵入したのよぉ。」

えい、首筋にキスマークでもつけてやる。

「…ッ痛……ぁ…?」

「んー、んぅー。」←吸ってる

「ギャアァァアアッ!!やっやめろ!朝テントがッ!!!!」

ん、青春してますね。さて、ここで疑問が。

「私が住んでた所ってどうなってるのかな?」

「はぁ、はぁ。い、行ってみるか。」



◆続く◆


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新しく始まっちゃいましたよ!!!!やっぱりうちの目玉NOVELだから書きたいのだ!とりあえず、ヒロインが帰っちゃってからの説明を。
萌神は支障がないよう、跡部達の記憶を消します。当然ヒロインの事は忘れちゃってました。帰ってくる事によって
思い出してくれました。忍足達も同様です。ヒロインもちょっとだけ忘れてました。
戻って来れたのは、秘密があります、それは追々説明します。
write.2006/08/30

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