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第八回


正希「おはこんばんにちは、正希です」

明良「家とは真逆の方向に歩いている明良です」

麻音「せっかく近くのスーパーが卵特売日だったのに…逃した麻音です」

正希「主婦みたいだな」

麻音「晩ご飯の用意もあるのに!」

正希「その心配には及ばんぜよ。この流れならわかるだろ?」

明良「レオたちのマンションに飯たかりに行くんだな…」

正希「イェース☆しっかしもう明良たちのとことは道中が違うね!駅から5分の都会真っ只中!」

明良「こんなん落ち着くんかなぁ…」

正希「でも夜景すげー綺麗らしいよ」

麻音「ここら辺はマンションがいっぱいあるんだね」

正希「そう、中でも遮るものがなくて、一面に夜景を堪能できるあちらのマンションがレオたちの住んでるとこでーす」

明良「ホテルかよ!?でかっ」

正希「家賃は…ゴニョゴニョ」

明良「ウン十万だと…学生の分際で…チクショウ…!」

正希「いい感じに明良がぶっ壊れてきたところで行きましょう。まずはホール。こちらには郵便入れもあるよ☆」

麻音「こんなとこまで鍵付き…」

正希「レオたちは146号室に住んでる、ってまさやに聞いてきたので、こちらの機械でポチポチッと呼び出しまーす」

明良「何だこれ」

正希「インターホンのインターホン的な」

明良「?」

まさや『はーい』

正希「あ、まさや?正希でーす」

まさや『こんばんはー、川村くん。今ホール開けるね!』

正希「お願いしゃーす」

麻音「何なに…わっ、ドアが開いたっ」

正希「まさやが向こうで自動ドアのロック外してくれたわけだ。ちなみに住人はあの機械にカードキーをさすんだぜ」

明良「何でそんなに詳しいんだよ」

正希「前に一回だけレオの荷物持ちで来たことあるんだ☆」

明良「へぇ(荷物持ち…)」

正希「じゃあ正面のエレベーター乗りましょ。14階ポチッとな」

明良「…エレベーター…ていうか14階って…!」

正希「格差に明良がじわじわとぶっ壊れてきてまーす。はい到着ー」

麻音「わー…ドアがいっぱい並んでる…」

正希「ちなみに君たちのアパートは全部で何部屋あったっけ?」

麻音「2階と合わせて10部屋…」

正希「それがこのマンションの1階分です。じゃあ端から6番目の…ここだ。ピンポーン☆」

まさや『はいはーい。あ、明良くんと麻音ちゃんも居るー!』

麻音「またインターホンあるの?」



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あきゅろす。
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