第七回
正希「正希でーす」
レオ「レオです」
まさや「まさやでーす!」
正希「三人揃ってぇ…」
レオ「恋人です」
正希「明らかに俺ハブられてる〜ぅ!…さてそんな冗談はさて置き。レオさん、現在何時ですかね」
レオ「午後7時」
まさや「お夕飯の時間だね〜」
正希「そうなの!で、こちらは」
レオ「オレの吐息でも吹き飛びそうなクソボロアパート。汚い」
正希「汚くない!普段君たちが居る所がキラキラ綺麗なだけだからね!?」
レオ「へーへー」
まさや「ところで今日は何でボクたち、こんな所に来てるのかなぁ?」
正希「そう…本日第七回は出張某黒放送部。現在こちら明良と麻音が住むアパートに来ておりま〜す!」
レオ「映画のセット並みに昭和のかおり漂うボロさです」
正希「まぁそれは否定しない」
まさや「タイムスリップしたみたいだよね〜!着物とか用意すればよかったぁ」
レオ「着物か……いいよね、着物」
まさや「ピッタリだよね!」
レオ「うん。ピッタリ」
正希「何でだろう…一見噛み合っているようで噛み合ってないように見えるのは。レオさんの目が明らかに邪だからかな」
レオ「は?」
正希「ぎゃっ!……も、もう噛み合ってないようになんて見えません。というか何も見えない。目が見えない」
レオ「悪い、つい手が滑ってお前の目潰しちゃった」
正希「でも大丈夫!これすっごくファンタジーな世界だから!」
まさや「清々しいほどのメタ発言ですよ隊長!」
正希「ほら、言わないと「え?失明!?」みたいに驚いちゃうかもしれないでしょ、見てる人が」
レオ「ていうか脱線しすぎなんだけどさ、オレたち何しに来たの?」
正希「突撃!隣の晩ご飯ごっこ。それじゃあlet's go☆」
レオ「無駄に発音よかったりしてな」
まさや「それにしてもほんとに古い建物だよねぇ。このカンカンする階段とか」
レオ「そうそう、そんでドアが木製とかセキュリティーゼロの世界。まずドアの前まで誰でも来れちゃう所が怖いし。うちならホールまでしか入れないから」
正希「セレブは黙ってなさいっ」
レオ「あ?」
正希「あ、いや。じゃあピンポン押すぜ、はいピンポーン!」キンコーン
レオ「そしてこの安っぽいインターホンが嫌」
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