afterwords
先生、眼鏡外して
久々の新作となりました。銀森パロディ短編です。
サイト開設直後は定まっていませんでしたが、今は1ページ分が大体10kb前後になるよう調整していて、3〜4ページまでならMAIN2へ、それ以上だったらMAINへと分けています。
今回は1ページだけなので当サイトの短編の中ではかなり短い方だと思います。

それゆえに入りきらなかった眼鏡先生時の銀さん。残念なのでここでちょろっと。

【ある日の放課後】

「失礼しまーす。平井先生ー、日誌持ってきました」
「ご苦労さま。気を付けて帰りなさい」
「はーい。失礼しましたー。じゃーね森田君もまた明日」
「じゃーな」

放課後、先生の教材整理を手伝うため職員室に呼ばれて、今二人で作業している。
他の先生たちがいるし、生徒の出入りもあるから先生は教師モードの眼鏡を掛けている。
クラスの日直が日誌を持ってきたけれど、その対応は見事に紳士風で……正直本性を知っていると笑いたくなってしまう。

「平井先生、それが終わったら体育祭の学年会議をしたいんですけどいいですか?」
「あぁ構いません。お待たせして申し訳ないです」
「いえ、他の先生もまだ集まっていませんから」
「なるべく急ぎますね」

隣のクラスの、女の先生。平井先生に微笑まれてちょっと顔が赤くなっている。先生、歳食ってるけどスゲー男前だもんな。加えてこの態度。そりゃあ気になっちゃうよな……

「先生ってジゴロ?」
「意味分かってて使ってるか?」

小声でコッソリ聞けば、他の誰にも聞こえないように、俺だけの先生になってくれる。俺はどっちかっていうとこっちの先生が好きなんだよなぁ。

「はい、終わりましたよ先生」
「遅くまでありがとう。気を付けて帰りなさい」

周りの目があればやっぱり先生は眼鏡先生で、また笑いたい気持ちになるのを堪えて職員室を出た。
先に帰ってたまには夕飯でも作ってみようかな。きっと驚いて、それから黙って完食した上でもっと練習が必要だなんて言うんだろう。
……楽しみだな。

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えーと……どこが紳士だか分かりませんね。動きがないからですかね……?
まあ、後書きのオマケなんで。うん。

今作を書くのに気を付けたことは、学園パロはメジャーで平井先生と生徒森田もよくある設定なので、ちょっとは特色をつけよう!でした。ついたかどうかは分かりません(´・ω・`)
先生悪い人!そこに痺れる憧れるぅぅぅ!
銀さんが先生だったら私の政経はもっと点数良かったんだろなぁ。そして担任だったら毎日欠かさずに出席。
ところで高校の普通科には政経ってあるんですか?私商業科だったので当然あったのですが……最近は政経って科目名でもないとかなんとか、どうなんでしょう?

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