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2.君は僕の適刺激。
「馬鹿…やめろ!こんなところで盛るな!」

やはりぼそぼそと抗議するルルーシュの唇をスザクは塞いでしまう。唇を割り口内を侵し、舌を吸い上げるとルルーシュの体もがくがくと震え始めた。くちゅくちゅと淫猥な水温と荒い息が高い天井に響く。

「だめだ…すざくっこんな…」

生理的な涙を浮かべながら言ってみても、それはスザクを余計に煽ることだとルルーシュは知らない。屈み込んだスザクはルルーシュの股間部分を揉みしだくように刺激した。

「なんだ…ルルーシュだってキスで興奮してここ硬くしてるじゃないか」

くすり、と笑いながらスザクに言われルルーシュは反応している自分の体が忌々しくなる。ベルトを外され、ジッパーを下ろされ、顕わになったものをまじまじとスザクは見つめる。

「やぁ…スザク…見るなっ」

羞恥に耐えるようにルルーシュは顔を背けた。

「ルルーシュは本当に淫乱だね。もうこんなに下着を濡らして…」

一際濃く変色した円の中心をぐりぐりと親指で圧迫される。

「はぁっ…スザクッ…」

一際高い悲鳴を上げて、ルルーシュは白濁を放出した。肩で大きく息をしながら、濡れた瞳で恨めしげにスザクを見下げる。最低だ、と呟くと笑みを湛えたままスザクは立ち上がり、上着とワイシャツを器用にはだけさせた。表れた平らな胸を飾る果実にスザクは吸い付く。途端に中心が硬くなり始めて、舌で押し返したり軽く歯を立てたりする度にルルーシュは小さく嬌声をあげる。

「もうやめろっスザク…」

震える声で言うと、唇を離した翡翠が冷たい光を帯びる。

「そうかな。乳首弄られてまた勃起してるじゃないか」

恐る恐るルルーシュは下を確認すると、濡れそぼつ下着を自身が再び押し上げていて、絶望する。

「うそ…何で…」

スザクはもう一度屈むと、面積の狭い下着を引き下げ、外気に晒されたルルーシュの性器を鑑賞する。脚を閉じて隠そうとするルルーシュを押さえ込んで、その中心を口に含んだ。快感が背筋を貫き、思わず仰け反る。鈴口を舌先で刺激してやると、愛液が滲み出す。敏感な亀頭に舌を這わせると、ルルーシュはびくびくと全身を震わせて切なげに吐息を漏らす。激しく吸い上げるとルルーシュは更に快感に溺れた。

「はぁっ、ん…すざくぅ…もうだめっ…」

声を抑えるために指を噛んでいるその指が、ルルーシュの唾液に濡れて蛍光灯の光を反射する。ちゅぱ、とわざとらしい音を立てて口を離し、涙を溜めるアメジストを見上げる。その挑発的な翡翠にルルーシュの感度は更に鋭敏になる。

「もう辛そうだね…入れられる前にもう一回出しておく?」

陰嚢を揉み込みながらスザクが言うと、幼児のようにいやいやと黒髪を揺らした。精液と唾液でぐちゃぐちゃになった性器を弄びながら、立ち上がり耳元で囁く。頬に朱を差し、汗で額に艶髪が張りついている。そっとその髪を梳いてやり、額に浮かぶ珠玉のような汗を舐め取った。立っているのもやっとのようなルルーシュの様子に、スザクは思わず笑みを溢す。

「そうだね…僕ももう我慢できないや…。そっちに手ついて」

腕の中で小さく震えるルルーシュをくるりと反転させ、形の良い双丘に指を這わせてルルーシュの秘所を突き止める。ルルーシュの足元に絡まっている下着から指で精液を掬い取ると、秘所に挿入する。

「ひうっ…すざくっ…」

人差し指を挿入し、ピストン運動させると緊張していた筋肉が解れ出す。中指を増やし二本の指で掻き混ぜるように蠢かせると、少し固い場所を擦りルルーシュは悲鳴を上げた。

「あっ…ここがいいんだね。すごいよルルーシュ…僕の指に絡み付いてきてるの、わかる?」

熱っぽく囁くと、最早ルルーシュの理性は焼き切れてしまったようでただ頭を振るばかり。噛んでいる指が赤くなってきていて引き抜いてやると、代わりにスザクは自分の指を差し入れた。

「君の綺麗な手に傷が残ったら嫌だからね。噛んで良いよ」

苦しそうに顔を歪めて指をくわえこんでいる煽情的な表情だけでスザクは欲望を放出してしまいそうになった。こりこりと胎内を擦り上げているとルルーシュは耐えられないようでついには強請り出す。

「すざくっ…早くきて…もう我慢できない…」

息を乱して汗と涙に濡れたルルーシュの顔は酷く官能的で。スザクが指を引き抜くと排泄感にルルーシュは鳥肌立った。ベルトを外しジッパーを下ろし、ぱんぱんに膨らんだ逸物を取り出す。隠門に突き付けると、ひくひくと内壁が吸い付いてきてスザクは余裕を失っていく。

「良い?ルルーシュ…いくよ…」

ゆっくりと一番の障害を肉壁に埋めていくと、指に鋭い痛みが走る。

「る、ルルーシュ…ゆっくり息吐いて…力を抜いて…」

スザクに言われるがままルルーシュは深く息を吐いた。瞬間スザクは一気に肉棒を埋め込んだ。

「ふわぁぁああ!すざくっすざく…」

うわごとのように名前を呼ぶルルーシュに何度も腰を打ち付ける。

「すご…ルルーシュの中…っ」

ルルーシュの両腕を後ろ手に拘束して腰を叩きつけると、ルルーシュは更に啼き声を上げた。

「ごめん…この体勢深く入るみたい…。当たってるんだね…」

連結部分から卑猥な水音が響き、ルルーシュは更に恥ずかしくなった。

「すざく…俺もうイキたい…っ」

泣きそうな声で言うルルーシュにスザクも余裕の無い笑顔を返す。同時に腰を押し出す速度を早め、拘束を解いた手で愛液塗れのルルーシュの陰茎を扱いた。快感の波が押し寄せてスザクは一つ苦しげな呻き声を出した。

「ルルーシュッ…イクよ…!」
「ああっ…すざくっ!」

ルルーシュの胎内に大量の欲望を注ぎ込むとほぼ同時に、スザクの手の中にルルーシュが吐精した。スザクの指をくわえたままぐったりとスザクにもたれるルルーシュは、目許を赤く腫らして汗と涙と唾液でぐちゃぐちゃだった。頬を伝う涙とも汗ともつかないルルーシュの体液を舐める。ぞくりと体を震わせたが、もう抵抗する力は残っていないようで。

「すごく気持ち良かったよ、ルルーシュ」

スザクはルルーシュの口内から指を引き抜くとハンカチを取り出し、手に絡み付くルルーシュの白濁液を拭いながら言った。段々とルルーシュは意識が覚醒してきたのか、徐々に脳内に情事が思い出されて消えてしまいたくなった。そして背後で自分の体を支えている男の萎えた分身が未だに挿入されていることに気付く。萎えても相応の大きさを保ち、与えられる異物感に振り返ると、涼しい顔をして立っている翡翠にぶつかる。

「…何?」

胡散臭い満開の笑みを浮かべているスザクに、ルルーシュは掠れた声で言う。

「お前…しらっとしやがって。早くそれを出せ」

するとスザクはあぁ、と合点がいったように声を上げていらぬ言葉を継ぎ足した。

「こうやって栓をしないと僕の遺伝子が流れ出て制服汚しちゃうからね。それに少し枯れたルルーシュの声…興奮する…」

肩に顔を乗せて低めの声で言われるだけで耳からスザクに染まってしまいそうで。

「…って!ルルーシュッいたっ…」

ふんと鼻で笑いながら、と頬を染めてルルーシュは秘所を締め上げた。堪らなくなったスザクはそろりと逸物を引き抜き、器用にハンカチを当てた。取り敢えず身嗜みを整えて、後処理をする。その刺激に時々体を震わせるルルーシュに、ふにゃふにゃの笑顔を見せながら精液を掻き出した。一通り後始末を終え、パンツを履かせようと手を掛けるが手を止める。動きの止まったスザクに、履かせられる羞恥に双眸を結んで耐えていたルルーシュは目を開いた。少し紅潮したルルーシュは困ったように苦く笑っているスザクが見える。視線を感じて顔を上げたスザクはやはり困ったように笑っていた。どうした、と問うと、かしかしと頭を掻いた。

「ルルーシュ…パンツぐちょぐちょだよ」

瞬間、恥ずかしさと怒りで顔を真っ赤にしてルルーシュは小刻みに震えた。余りの衝撃に文句の一つも言えずにいると、飄々とした男は足から重くなった下着を抜き取り、直に学生服を着せた。漸くルルーシュが堪えるように震えていることに気付き、頬を膨らませた。

「仕方ないだろー。それとも何?ルルーシュは自分の精液で濡れたパンツ履きたいの?まぁルルーシュくらいの淫乱ならそれも一興かな!」

制服を着せられ、自力で活動できる体になったルルーシュは、くるりと笑う男に振り返った。

「馬鹿が!最低だ!」

思い切り声を張って怒鳴ってやりたいのに、図書室だという気遣いが働いてしまう自分が憎い。そんなルルーシュに場所も考えずに行為に及んだスザクは、にこにことすっきりとした笑顔を浮かべていて、更にルルーシュの神経を逆撫でした。襟首に掴み掛かり、鼻先が触れ合うほど近くで睨んでも笑顔を浮かべているスザクが段々不審に思える。何がおかしいのかと問えばスザクは一層楽しげな笑みを浮かべひらりと眼前にちらつかせる。

「ルルーシュのパンツ、僕が洗濯してくるね!」

にこっと駄目押しのように栗毛を揺らして笑ったスザクに、とうとうルルーシュの怒声が響き渡った。


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あきゅろす。
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