Ver.六道骸
「姫、見てください」
『んー?』
「雪です」
『ほんとだぁ…どうりで寒いと思った』
「姫…ホワイトクリスマスとか言えないんですか(苦笑)」
『寒い方が重要』
「はぁ…もっと夢を持ちなさい」
『骸は見かけによらず夢見てるよね、世界征服とか』
「世界征服は関係ないでしょう」
『あーもー寒い』
「クフフ…姫の鼻赤いですよ」
『だから寒いんだってば///』
「おやおや…可愛いですよ?」
『………ばぁか///』
「今日は帰ったら千種たちとパーティーですね」
『うん』
「クリスマスに姫と一緒だなんて、幸せですね」
『…私も幸せ』
「家まで手繋いで帰りましょうか」
『………骸の手暖かい』
「体温高いんですよ」
『子供みたいだね』
「はいはい。はやく帰りましょうか」
『…ゆっくりでいいよ』
「?どうしてですか?寒いんでしょう?」
『………骸の手暖かいから大丈夫/////』
「クフフ…素直じゃありませんね」
(冬は、貴方と手を繋ぐ口実があるから嫌いじゃないの)
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