02 『雲雀さんっ!!』 「「「「!?」」」」 さっき出て行ったはずの悠姫が怒った声で雲雀を呼ぶ。そのすぐ後ろから現れたこの屋敷内で最高権力を持つ人物。 リ「なんだ?ツナを呼んでくるとは考えやがったな(ニヤッ)」 獄「十代目!ヒバリの奴が…!」 『雲雀さんっ!ああいうことは冗談でもやめてください!』 悠姫の後ろから現れた綱吉に説明しようと獄寺が口を開いた瞬間、悠姫がそれを遮った。 獄「…おい悠姫。おめーなんのために十代目を連れてきたんだよ…ι」 『雲雀さんに直接抗議するためですっ!』 沢田さんがいなきゃ話せませんからっ、と何故か自信満々で言い切る悠姫に、その場にいた全員が吹き出した。 山「ハハハッ!確かに悠姫はツナに泣きつくタイプじゃねーな!」 雲「ただ泣きつくような女なら興味はないよ」 リ「やるじゃねーか」 獄「チッ…可愛いげのねー…」 『?』 何故笑われたのか解らない悠姫は、ただ呆然と周りの守護者たちを見る。 雲「…悪かったね、悠姫」 笑いを堪えながらも謝った雲雀に、悠姫は笑顔で応えたのだった。 『解ればいいんですっ』 (…ねぇ、結局なんだったの?) (ヒバリのやろーが、悠姫をからかって頬にキスしたんスよっ) (…へぇ…キスねぇ(黒笑)) (恭弥さん、あとで俺の部屋に来てください) (受けてたつよ、綱吉) [*前へ] |