霧の守護者
霧
『むくろー』
「はい?」
『どこー?』
「ここにいますよ」
『どこ?見えない…っ』
「ここです」
『骸っ…』
「どうしたのですか?そんなに慌てて」
『…(ホッ)…骸がどこかに行っちゃうと思った』
「…僕はここにいますよ?」
『…わかってる、でも』
「でも?」
『この霧が骸を隠してしまいそうだったから…』
「…僕が信じられませんか?」
『そうじゃないの、信じてるっ…信じてるけど、』
「僕は貴女のそばにずっといますよ」
『絶対よ…?』
「はい、約束です」
『うそつき…』
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