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01変態、来る!

リ「ほら、言いたいことがあるなら言ってみろ。今なら聞いてやるぞ?」




笑顔で愛銃を片手に言うリボーンさん。背後にはどす黒いオーラが…ι




『あ、あの…』


リ「なんだ?逝ってみろ」




変換が違いますよリボーンさん!うっかり間違っただけだと信じさせてください…!!




綱「そんなにカリカリするなよ」


『綱吉さん…ι』




大きなソファーに、私と綱吉さん、向かいにリボーンさんが座っている。
優雅に紅茶を啜っている綱吉さんとは違い、私はソファーの上に正座。(え…なんとなく自主的に、)




リ「カリカリするなだと…?」




私を庇って(?)言った綱吉さんの言葉に反応するリボーンさん。




リ「テメーらが勝手に帰ったあと、オレと隼人がどれだけ苦労したと思ってんだ?」


獄「リボーンさん…自分はべつに…」


リ「あ゛ぁ?」


獄「Σ………ι(すみません10代目…っ)」




獄寺さんが口を挟むも、さらに増した暗黒オーラで一蹴。

どうやら昨日、私たちがパーティーから帰ったあと、リボーンさんと隼人さんは来客をごまかすのと謝って回るのでそれはそれは大変だったらしい。(さっきから何回もリボーンさんから聞いた)




『…あ、の』


リ「なんだ?」




その雰囲気に恐れながらも、口を開く。



『本当にごめんなさい…』




迷惑をかけてしまったのは自分だし…。




綱・リ「姫が謝る必要はないよ(ぞ)」




二人の口から発せられた言葉に、首を傾げる。




リ「ほう…気が合うじゃねーか、ダメツナ」


綱「ダメツナって言うなよ。当たり前だろ?俺たちは悪くないんだから」


リ「"俺たち"?姫が謝る必要はないって言ったのは、悪いのが全部テメーだからだ」


綱「俺のどこが悪いって?」




どす黒いオーラに囲まれてます、私!ピンチです!ピンチですよね!?




綱「だいたい、ボスのフォローをするのがお前らの仕事だろ?」


リ「立派なボスならこんな苦労はいらねーんだよ」


『…あ、ι』




ますますヒートアップしそうな討論に、止めようとした私だったけど、獄寺さんが私の口を塞いだためそれは叶わなかった。




『獄寺さん…?』


獄「ここにいたら危ねーから、違うとこ行っとけ」


『でも、』




こんな危険なところに獄寺さん一人を置いてくなんて…。




獄「いいから、ここはオレに任せろ」


『…ママ』


獄「ママンじゃねーよっ」




微笑んで私の頭を少し乱暴に撫でる獄寺さんの言葉に甘えて、私はこの場から逃げることにした。(ごめんなさい、ママ!)


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