02
『どう考えても4時間は長いよなー…』
リボーンさんにより強制終了した会議のあと、私はすぐに自分の部屋へと戻ってきた。1時にはお手伝いしてくれる人がくると言うから、部屋でスタンバイしているのだ。
来るというなら、あのドレスを買った店の店員さんだろうか。
コンコンッ…
控えめにドアがノックされた。私は出迎えるために立ち上がり、ドアを開けた。
ハ「こんにちはー!はじめましてです!!」
京「おじゃまします」
あの店員さんではなく、はじめて会う美人さんたちだった。
『あ、はじめまして…?』
少しだけびっくりして、何故か挨拶が疑問形になってしまったけど、二人は気にしていないみたいだ。
ハ「はひっ美少女ですー!」
京「ほんとっ」
『え…そんな/////』
初対面でそんなこと言われたのははじめてで嬉しいけど、明らかに二人の方が美人だし可愛いから少しだけ複雑。
黒髪の美人さんは、明るくて元気。
茶髪の美人さんは、おしとやかで優しそう。
ハ「あ、申し遅れましたっ、ツナさんから頼まれました!三浦ハルと申します!」
京「笹川京子だよ。よろしくね、姫ちゃん」
『こちらこそ…!』
綱吉さんが頼んでくれたのは、ハルさんと京子さんなんだ…。
ハ「こんなにかわいらしい方だとは知りませんでしたっ!腕が鳴りますー、ねっ京子ちゃん!!」
京「そうだねっ、もっと可愛くしなくっちゃ!」
妙に気合いの入った二人を部屋の中に案内して、よく見ると二人の手には大きなバックが。
京「私がお化粧するね」
ハ「ヘアメイクはハルにお任せですーっ」
『お…お願いしますι』
少しだけ綱吉さんがなんでこんなに早い時間に呼んだのかが解った気がした。
(確かに長くなりそう…かもι)
ハ「じゃあさっそくお着替えタイムですー!」
京「おー!!」
『お、おー…』
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