01いざ準備っ
とうとうこの日が来ました…!
獄「…ということで以上です」
綱「ありがとう隼人」
獄寺さんが今日のパーティーについて詳しく話す。どうやら、今回のパーティーは本当に身内だけらしく、真っ当なファミリーだけが集まるらしい。
山「楽しみなのなー♪」
獄「おい野球バカ!仕事だってこと忘れんじゃねーぞ!!」
山「わかってるって!」
獄寺さんと山本さんの口喧嘩にはもう慣れてしまった。
というより、ここは口喧嘩が多過ぎますι(たまに乱闘に発展するしっ)
まぁ…獄寺さんと山本さんはだいたい口喧嘩で終わるからいいんだけど…。
雲「ねぇ、どうして僕もいかなきゃだめなの?」
この人が入ってくると口喧嘩じゃ終わらない場合が多い。
綱「一応ボンゴレ主体のパーティーですからね。いない人はしかたないとして、いる守護者には出てもらわないと」
雲「じゃあ僕も今から任務に行ってくるよ」
綱「今、恭弥さんに任せるような大仕事はありませんよ」
不機嫌丸だしの恭弥さんに、慣れているのか笑顔で対応する綱吉さん。
獄「おいヒバリ!おめーわがまま言ってんじゃねー!!」
雲「うるさいよ忠犬」
山「落ち着けって!隼人もヒバリも、な?」
獄「黙れ野球バカ!!」
雲「君にも関係ないよ」
こうなってしまうと、止められるのはこの場に二人。
『つ、綱吉さん…』
綱「なぁに?姫」
『止めないんですか…?』
綱「今日は無駄な体力使いたくない気分なんだ(ニッコリ)」
そりゃもうとびっきりの笑顔で、「パーティーで挨拶回りなんてめんどうなことしなきゃいけないしね」とつけたした綱吉さんは、止める気はないらしい。
『………リボーンさん』
リ「なんだ?」
優雅にエスプレッソを片手に眺めている隣の人に話し掛ける。
『止めてください』
リ「………はぁ」
大きなため息をついて席を立つリボーンさん。なんだかんだで止めてくれるのはいつもリボーンさんだ。(発砲音とか気にしないっι)
綱「あ、そうだ姫」
『なんですか?』
もう周りの騒音なんて気にしない。気にしたら負けな気がする。
綱「1時から着替えね」
『は、はやくないですか…?』
パーティーは6時から。この屋敷からは5時には出れば間に合うと、さっき獄寺さんが言ったばかり。
綱「女の子は時間がかかるものでしょ?」
『え、や…』
綱「手伝いしてくれる人呼んであるから」
綱吉さんが言い切ったのと、獄寺さんの悲鳴が上がったのは、ほぼ同時だった。
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