01婚約者生活の始まり
今、私がいるのは私に割り当てられた部屋。部屋もベッドも広すぎて、なんだか落ち着かない。
昨日は疲れてすぐ寝ちゃったからなぁ。
『…歌、歌いたいなぁ』
外はすごくいい天気。
『…よし!!歌っちゃお♪』
綱「なぁリボーン」
リ「なんだ」
綱「…姫はどうしてる?」
リ「オレが知るか」
綱「………」
さっきから姫のことが気になって、仕事がはかどらない。
リ「(ニヤッ)なんだ、おめーアイツに惚れてやがんのか」
綱「…わかんない」
昨日初めて姫を見たとき、正直息を飲んだ。
あんなに綺麗な奴がいるなんて思わなかったんだ。
…アイツが男嫌いだって聞いて…そして俺にだけは大丈夫だって聞いて、嬉しかった。"特別"って感じがして…。
リ「嫌に素直じゃねーか」
綱「俺だってわかんないことはわかんないって言う」
リ「…ま、おめーだけが気に入ってる訳じゃねーけどな」
綱「!?!?」
リ「あんだけの容姿だ。ほかの奴らも少なからずは気にしてるだろーな。…もちろん、オレもな(妖笑)」
綱「………」
妖しく微笑むリボーンに、鋭い目で睨みつける綱吉。
綱「…渡さないよ(黒笑)」
リ「まだおめーのもんじゃねーだろ?(妖笑)」
お互いに微笑みながらの闘い。
………執務室の気温が2度ほど下がった。
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