願わくは夢語りより実説【緊縛/巨根×襲い受け】
───高校で『トモダチ』を好きになった。
誰とでも仲良くなれるとかスポーツが得意だとか、不良っぽいとか機械に強いとか顔が良いとかかなりモテるとか、そういう類いには当てはまらないけれど、ちょっと真面目でちょっと捻くれていてちょっと授業をサボったり、ゲームや漫画は好きでエロ本とかAVを観たり雑な下ネタを言い出したりする奴だった。
「───なぁ、アナルセックスって気持ちいいらしいよ」
「ふぅん…」
人のベッドに転がってエロ本を巡り唐突にそう言ったトモダチに背を向け、気のない返事をしながら読んでいた漫画をそっと閉じた。
なんで好きになったのか、いつ好きになったのかをはっきりとは覚えてない。
だけど気付いたら一緒に観たAVの中の情事よりもそれに興奮するトモダチを見て興奮したし、エロい事をした時にどんな顔をするのか気になった。それからずっと気になって気になって仕方なくなった。
「彼女にお願いしてみれば?」
「言ったらフラれましたー」
「はや」
そこで自分がトモダチに対して性的な思考が働くと自覚して、好きなんだと知ったらもう止まらなかった。止め方もわからなかった。
どうしたら見られるだろうか。
頭の中で作る表情は現実とは違う。この目で確と焼き付けたい。
だから、
「気になって夜も眠れねー。遊びでも良いから興味あるとかシてくれる人いないかなぁ…」
「………、じゃあシてみる?」
「へ?」
「アナルセックス」
だから、関係が今この場で崩れ去ってしまっても、愛し合えなくても、たった一度で良いから見たかった。それだけで一生を一人で過ごせる気さえしていた。
ただ、目隠ししなければならないのは妥協するべきだろう。
「僕が何も喋らないで、沢田が僕のどこにも触らず目ぇ閉じて何も見えなくなれば、女だと思えばイケるよ。たぶん」
「……え、いや、だってお前、」
「頑張って想像して。最近観たAV女優とか、元カノとかでもいいから」
言いながらベッドに乗り上げ、慌てるトモダチの視界を遮る為にトモダチの制服からネクタイを外して使い、体に触らない様に自分のネクタイで両手を縛りベッドの柵まで引き上げた。
「ちょ、小宮、まじで……っ」
「…………」
声を我慢出来るかは分からなかった。でも、今まで頭の中だけにあった声や歪みを見られるなら耐えられる。
スラックスを脱がして柔らかいぺニスに触れると、ぴくりと足が跳ねた。
初めて見たそれは萎えた状態でも大きいと分かる。ぞくりと背筋が粟立ち、それを緩く触っていくと少しずつ硬さが増していく。上手く想像してくれているんだろうか。
「っ、……ッ」
立ち上がってきたぺニスに唇をつけ、横から竿を舐め上げるとトモダチは息を殺して唇を噛んだ。
萎えない。大丈夫そうだ。
唾液を溜めた口の中へ先から少しずつ銜え込んでいく。詰めた息を吐き出した音が聞こえた。
吸って、舐めて、絡めて、手を使って擦りながら舐め続けると完全に勃起したぺニスの先から粘液が溢れる。ていうかでかい。口に入りきらない。
感じてくれている喜びを抱えながら、スラックスを脱いでぺニスを舐め続けて増えた唾液を指に絡めて後ろへ伸ばした。
トモダチをネタにしてオナニーをしている時に何度かアナルを弄った事があるから、フェラしながらだって出来るようになった。今日それをするとは思ってなかったけど。
指を入れて弄り、声が出ないようにぺニスで口を塞ぐ。呼吸くらいは平気だろう。トモダチの呼吸も荒い。
「はっ、ふぅ…っ」
何度も何度も唾液を絡め直しながら指を増やした。
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