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片想いだった。




本当に稚拙な片想い。
気持ちすら伝えられず、いつの間にか遠のいた影。







苦しかった。


切なかった。




いつも銀髪を見ればスクアーロを想った。














その全てが過去形になったのは、



あの黒髪の少年の家庭教師をリボーンに任されてからだった。

否、リボーンは解っていたのかもしれない。
いつまでもスクアーロの影を探すディーノをしっかりさせる為に、雲雀の家庭教師を任せたのかもしれない。




もしそうならば、さすがリボーン。

その目的は見事に達成された。













「跳ね・・・」
「喋るなスクアーロ。まだ危ない」

大手術が終わり、漸くスクアーロの意識が戻ったのを機に考えを打ち切る。
普通の人間ならば何日も昏睡状態になるものを、明らかに早い目覚め。



これもきっと、あのボスへの想いが引き起こしたんだろうと思っても、何らショックを受けない。

そんな自分になったことを、ディーノは先程スクアーロを見付けた時に気がつき、動揺した。



天の邪鬼な孤高の風紀委員長。
最初はただの厄介な生徒だった彼がいつの間にか想い人になっていた。

大切な人に、なっていた

















「跳ね馬」

「ん?」

「お前・・・変わったな」

「ハハッ」



「スクアーロは、変わらないな」

「そうかあ゛?」

「うん」









「ディーノ」

「お疲れ様、恭弥」

「勝ったよ」

「ああ」

「まあ当たり前だけどね」

「そうだな」



「・・・跳ね馬」








「どうして、泣いてるの?」


















「幸せ、だから・・・だ」





























2009.05.17.
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たまにはディノスク!
と意気込んだのにこの有り様ww  笑々


やっぱ私には雲雀=ディノヒバ(ディノ)という方程式を崩せないッ (さっちゃん風にドゾ



素材:淑女にメスを、



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