*
「スクアーロッ」
再会は、
「は、ね・・・馬?」
偶然だった
「大丈夫かスクアーロ?!」
予定ではあの野球少年―山本武―を拾うはずだった。
しかし、巨大鮫に食われかけているのはその名に鮫を飼う銀髪剣士。
慌てて鞭を取り出し鮫の意識を逸らさせ、用意していた麻酔銃をロマーリオ達に発射させる。
「スクアーロ・・・」
美しい銀髪は血にまみれ、濁点混じりな言葉を発する口は虫の息を洩らすだけ。
「ボス、運ぶぞ」
「ん?あ・・・ああ」
日本に来ているのは知っていた
いつか再会することも、知っていた
しかしディーノの中には驚きしか満ちていない。
驚きしか
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