[携帯モード] [URL送信]

Bit Stupid
oh no !

 











「え?今から帰る??」


ディーノはいきなりのことに素っ頓狂な声を上げた。





しかし雲雀は我関せずと話を続ける。


「うん。これから帰る。」

「任務、2週間じゃなかったのか?」

「群れてるだけの草食動物だったからね」

「そ・・・そうか」


平気な風で話を進めるが、冷や汗が背を伝う感触。













「じゃあ」











プツッ・・・











ツーツーツー














Bit Stupid











ディーノは恐る恐る後ろを見た。

そこには、

「どうしたの?」


昨日のパーティーで連れ帰った、金髪碧眼の美女。



つまり、浮気相手である。






「いや実は仕事入っちゃって・・・」

「え?」


見る間に不満気になっていく白顔。
肌の白さで選んだだけあって美しい肌をもつ美女に、ああそういやまだ抱いてないやと心の片隅でぼやく。



しかし今は緊急事態。

未だに愚痴を並べている口にさえ触れることなく帰らせ、





「ふう・・・」

一息ついた。



薔薇が香る部屋を見渡す。

雲雀とようやくイタリアで2人暮らしを始めて早2ヶ月ばかり経った部屋。


そのそこかしこに女の痕跡が散らばっていて、



「・・・はあ」

思わず溜め息が出た。


[次へ#]

1/3ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!