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「ディーノッ」

蹴り飛ばす勢いで部屋に入るが、部屋にはディーノの姿はない。




ロマーリオから貰った合鍵を学ランの胸ポケットにしまい、耳を済ます。


すると微かに聞こえる水音。

(風呂・・・!)



今の、

今のこの気持ちや勢いを冷ましたくなくて、雲雀は学ランの上着をソファーに放ると浴室へ乗り込む。









ドアを開け、脱衣所で靴下を脱ぎ捨てドアを開ける。


「Capprei?!」

湯気が薄く漂う中、スイートの名に相応しい広さ・美しさをもつ浴室を進み風呂の中で何やらイタリア語らしき単語を発した金髪へ近付き、服が濡れるのも気にせず湯に入り、






「え!

 きっ…恭弥ッ?!」

















抱きしめた。


温かく、引き締まった身体とくっつく。


自分の速い鼓動が伝わっていないだろうかとか、服をクリーニングに出さなきゃいけなくなってしまったとか、




何もかも、気にもせず。







ただ、

口の中で溶け始めた『気持ち』が無性に恥ずかしくて、


「きょぅ・・・・・・ん?!」



少々煩い口を黙らせたくなって、キスをしかけた。








全て移し終わり素っ気なく離すと、


「・・甘い・・・・・」

口を軽く押さえ、少し顔を歪めているディーノにあった。




「欲しいって言うからあげたのに、何なのその態度・・・」

ムッとして冷めた目で睨み付ける。





すると一通り飲み込めたらしいディーノが、しかしまだキツイらしく違う違うと頭をふった。

「っ、俺甘いの苦手なんだけど・・日本ではそれが伝統だって聞いてたし、恭弥がくれるんなら何だってよかったんだよ」



何でもなさそうに、しかしまだ辛そうな顔で呟くディーノ。





しかし雲雀は不覚にも顔が赤くなってしまい、更にそんなディーノのやるせない、色っぽい雰囲気にあてられ、







慌てて目の前の逞しい胸板に顔を埋めた。


「っうわ」

驚いた様な声が頭上で揺れる。



しかし顔を上げる気は更々ない。
















「・・・ごめん。ディーノ。」

「!」









「・・・恭弥」
















ねぇ

あなたが好きだよ


大好きだよ




何にも代え難いよ







だけど、言えないんだ



伝えられないんだ
















「ディーノ、」

「ん?」



























甘い僕をに捧ぐ




(今日だけだからね)

(ヤベ、絶対手加減出来ねぇ・・)





---→


はーい

バレンタインネタです。甘々です。


ホントは途中(雲雀さんがバイクで向かう辺り)で切っちゃおうかと思ってたんですが、ディノはぴば小説があまりにお粗末だったので頑張りましたー(´∀`)








ちなみに、今日書き始めました☆  ←


でも雲雀さんは、2月14日は煮干しの日だと思ってそう。

でも持ち物検査でチョコがやたら引っ掛かるからバレンタインだっていう知識も一応ありそう。。





2009年のバレンタインは土曜日です。


え?

ガコないって??


いいえありますよ並盛は! 爆





きっと、来年から並盛ではバレンタインの持ち物検査は緩くなるよってかなれーヽ(´Д`)ノ







2009.02.13.FRI


clap?



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あきゅろす。
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