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「恭弥っ」

「なに」

「何、じゃないだろー?」

「はあ?」

「ったく…ツンデレだなあ・・・」

「?」

「チョコだよチョコ!」

「チョコ?」

「今日はバレンタインだろっ」


「あー」







「欲しいなら、あの山から持ってけば?」




















「・・・は?」






















Pruriginoso !























「だから、欲しいんでしょ?」

ディーノは体が硬直するのを感じた。



雲雀が指すのは今日女子から没収してきたのであろう、チョコの山。















「っはは…は

 ・・・冗談だよな恭弥?」



「はぁ?何言ってるの。

 こんな忙しい時に言うわけないでしょ」



心底呆れたように言いつつ山積みにされている書類に目を通す雲雀。









その姿を見たディーノは、

更に心まで硬直していくのを感じた。



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