[携帯モード] [URL送信]
W





「恭弥ッ!」


会場に息を切らし駆け込み、男が我先にと言わんばかりに群がっている一角へ早足に近付き、名を呼ぶ。

すると群がっていた男達はディーノに気付き何事かと驚きつつ脇へずれた。



「!」

中央にいた【女性】の姿が露になる。


長いロングストレートの黒髪が一瞬揺れ、深い紅のロングドレスに身を包んだ背を泳ぐ。










「恭弥、」


掠れた声で呟く様に。

優しく、愛おしむ様に。


















[*前へ][次へ#]

4/5ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!