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トラブルメーカー
2


「君もネコでしょ?」

ぷぅ、とまるで女の子のようにほっぺを膨らます彼に、尚はさらにキョトンとした顔をした。

「……いや、犬派」


その答えに、彼はフンッと鼻をならす。


「ちょっと綺麗だからって、調子乗るなよ」



ドン、と肩を突き飛ばされ尚はよろける。





トスッ





「大丈夫か」




和田がよろけた尚を抱きしめるように受け止める。

尚は混乱と恐怖と驚きの感情が混ざったような顔で和田を見上げた。









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