生徒会シリーズ
2
「―――――では、高校生活を謳歌してください。以上です」
たくさんの拍手を背に、一人ステージを降りる
「っはー、緊張した」
誰にも見えなくなってから、深く息を吐いた
ふと前を見ると、ステージ袖にみんながいた
待っていてくれたらしい
「お疲れ様です、会長」
「「おっ疲れぇ〜」」
「お疲れぇ、かいちょ後で肩揉んであげようか」
「え、いいの?」
「喜んでぇグボア!!!」
何故か光也君に、緑君がアッパーをかましていた
・・・痛そう
「ふざけないでください、会長の肩をお揉みするのは私の仕事です」
「「えー、僕たちだよー」」
誰が俺の肩を揉むかで言い合っている
・・・・・フフッ
「みんな優しいなぁ・・・それに比べて、俺なんて何の役にもたってないよ ね」
なんで俺なんかが会長になったんだろう・・・
俺が軽く落ち込んでいると
「「「「そんなことない(です)よ!会長がいてくれるだけで、俺(私、僕)達は幸せだ(です)から!!」」」」
真剣な顔で俺の手を握ってくれた
「・・・そ、かな」
「「そうだよー!」」
みんな本当に優しいなあ
こんな俺でもいてくれてよかったって、思ってくれてるんだ・・・
「俺・・・」
「「「「何(です)?」」」」
「俺、みんなと生徒会やれて幸せだ」
「「「「―――――っ///」」」」
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