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「…なんかお前様子変だろ」


息を呑む。

僕のことを気にかけてくれたのかと僕は嬉しさで目を見開いた。
……寂しいなんて言えないけど先輩と話したい、せめて一緒に居て欲しいということだけでも伝えてしまおうか…。

僕は暫し逡巡した後、ゆっくりと口を開いた。


「あの…もう部屋に入っちゃうんですか?」
「…あ?」


僕は意を決して先輩の目を縋るように見詰めた。
それが相手の目にどう映るかもわからないまま。


「あのっ…まだ…先輩と一緒に居たいです…!」


「…………………」


先輩は驚いたようにまじまじと僕を見る。そして次にはその目が僅かに細められた。
先輩は着替えて来るから待ってろ、と言うと部屋に入ってしまった。


「……あ…」


これって僕と一緒にいてくれるってことだよね!?
嬉しくて飛び跳ねたくなる。

僕の顔はふにゃりと崩れた。



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