「雲雀さん??」
ガチャ、と応接室の扉が開く音がして、僕の名前を呼ぶ控え目な愛しい声と共に君が入ってきた。蜂蜜色の髪をふわふわさせ、頬は微かに上気している。あぁ、今すぐ押し倒したい……と昼間から不謹慎な考えが頭を過ぎる。
「何」
だが口を突いて出てきたのは何とも素っ気ない言葉。どうしてこうも僕は素直になれないのだろう。本当は今すぐ抱き締めたいんだけど。あ、でもそんなことしたら綱吉は真っ赤になって可愛過ぎて僕の理性がもたないな。
「雲雀…さん??」
「…へ??」
僕の顔の前で綱吉がひらひらと手をかざしていた。うわ、色々考えてたせいで、へ??とか言っちゃったよ僕。しかも凄く間抜けな声だった。綱吉、手を上げたまま固まってるよめっちゃ可愛いよどうしようお母さーん!!
「…ぷっ、あはは」
僕が心中かなり焦っていると、突然笑い出した綱吉。
「どうか、した??」
「いえ、雲雀さんがそんな声を出すなんて意外過ぎて。また俺の知らない雲雀さんが見れて嬉しいです」
「…綱吉、」
「はい??…んっ!?ひば……ふっ…」
太陽みたいに眩しい笑顔で可愛いことを言うものだから、僕は耐え切れず綱吉を抱き締めてキスした。突然のキスに驚いて、みるみる顔が赤くなっていく。何回もしてるのに綱吉の反応はいつも一緒で。
苦しくなってきたのか、僕の学ランの裾を弱く掴んでいる。続けようと思えばそれは簡単なのだが、可哀相なので離してやる。でも抱き締めた力は緩めずに、今度は耳元で吐息混じりに囁く。
「君は本当に僕を誘うのが上手いね」
そう言うと綱吉は真っ赤な顔を更に赤くして、緩めた僕の腕を擦り抜けた。
「さ、誘ってなんか…っ」
「じゃあ気をつけた方がいいよ」
「へ??ひゃっ…」
今度は逃げられないようにガッチリ腕の中に閉じ込めて、また耳元で甘く囁いた。
「あんまり無防備に誘ってると、襲うよ??」
そして耳元から唇を離して綱吉を見ると、案の定林檎みたいに耳まで真っ赤だった。
もう、本当に………
喰べていいですか
(綱吉……も、限界…)
(ひゃあっ…雲雀さん!?)
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ごめんなさいぃぃぃ!!誕生日を忘れていた揚句(本当に今なら申し訳なさで死ねる)お祝い夢がこんなんで…;;でも、が、頑張ったよ初ヒバツナ甘夢!!←
気に入ってくれると嬉しいです♪
そして本当におめでとう(^^*)
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