盤上破乱
第陸頁(主人公2Ver.)
察するにー…ってか桂の言う「もう1人」はエリザベスである。
大物攘夷志士の桂と一緒にいるエリザベスの奇妙な(あ、すんまっせん)容姿は真選組一番隊隊員の圭にも伝わっていて、今日は桂にとってとてもラッキーな日だったのだ。
その前に何故圭が桂の容姿を伝えられていないのかなんて私は知らないぞォォ!!
「兄ちゃん蕎麦好きなん?」
話しかけている相手があの大物の桂だと知らぬまま圭は親しげに話しかけた。
桂も質問してきた男がさっき巻き返してきた真選組の一番隊隊員だとは思っていない。
「貴様も好きなのか?」
「おん。」
和ましい会話が屋台を包む。
双方が立場に気付いていないというのも理由だが、そこには屋台のオヤジの愛も(気持ち悪いなんて言うなァァ)含まれていた。
2人ともこの屋台の常連である。(何故今まで会わなかったのかなんて聞かないでくれ)
オヤジは2人の職の事は愚痴とか愚痴とか愚痴とか聞いてよくよく知っているのだ。
しかし、そこは江戸っ子。
何も言わずらだ平穏な空気を保たせているのだ。
そんな空気もつかの間で終わるのだ
[*前へ][次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!