盤上破乱
第伍頁(主人公2Ver.)
「圭の旦那ァ。今日も良い食べっぷりですねィ。」
「久しぶりのオフやからな。たっぷり食べとかんと仕事始まってからロクに食べられないんや。」
笑顔を絶やさず圭は蕎麦を啜った。
本日3杯目である。
圭が蕎麦を食べるのに集中し始めたその時、のれんが揺らいで1人の男が入ってきた。
「ん?オヤジ。久しぶりの客だな。」
男はそう言って圭の隣に座った。
オヤジは「ヘィ。御陰様で。」と言って笑った。
「兄ちゃん此処の常連なんか?」
圭が男に尋ねる。
男は
「もう1人いつもいるのだがな。今日は来れないのだ。」
と残念そうに答えた。
圭には何故か分からないことだが…この男実は
桂 小太郎である。
カツラでも落語家の桂でもありませんぞ。
そうそうあの女の人のような長い黒髪のあの桂ですよー。(何コレ)
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