盤上破乱
第壱頁(主人公1Ver.)
「今日は厄日ですか。」
修羅が突然言った。
隣にいた亮翼は「んでだよ。」とすぐに聞き返した。
すると修羅はふわりと足を止めた。
亮翼はいきなりの事で前に突っかかる。
「なんだよいきなり!!」
「そんなに部下のことが気になりますか。別に隠れなくても良いですよ。」
そう言った修羅の瞳は路地裏の法へ向かれていた。
ふいに、足音がして出てきたのはマヨラー野r…土方だった。
「チッ。何時気付きやがった。」
「先程。」
亮翼は土方が尾けてきた理由が掴めず、オロオロしていた。
そんな亮翼を見て土方は溜息をついて言った。
「…てめェらだけなんだよ。ちゃんと見回りしているか確認してねェのは。」
「うわー部下のこと信じないのですか。最低な大人ですね−。」
「てめェがそういう口調で言うとイラッとくんだよォォ!!」
土方がキレて刀を抜くと亮翼はとりあえず必死になって止めた。
修羅は無表情のままわざとらしく溜息をついた。
「大丈夫ですよ。心配しなくてもきっと真面目に見回っています。」
「そのきっとが信じられねェんだよ!!」
こうして亮翼は土方のやるはずだったデスクワークをやるために屯所へ。
修羅は土方と一緒に見回りをする羽目になった。
自業自得だからね。
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