盤上破乱
第伍頁
蝉の声がうざいほど響く中、銀時が話し始めた。
「悪気はなかったんです…仕事もなかったんです。夏だからオバケ退治なんか儲かるんじゃねーのって軽いノリで街ふれまわってたら…ねぇ銀さん。」
あっ。違った。新八君だった。
新八の言うことに銀時が続ける。
「そーだよ俺昔から霊とか見えるからさ〜それを人の役に立てたくて…あっ君の後ろにメチャメチャ怒ってるババァが見えるね。」
「マヂですかぃ?きっと駄菓子屋のババアだ。アイスの当たりくじ何回も偽装してだましたから怒ってんだどーしよう…。」
沖田がジュースを飲みながら言う。
「心配いらねーよ。俺たちを解放し水を与えて、ついでに金も渡ししてやればやれば全部水に流すってよ。」
銀時が言うと、修羅はなるほどと言って銀時の鼻にあっついお茶を流し込んだ。
「あづづづづづづづづづづ!ちょっとぉぉ!!無表情で何とんでもないことしてくれちゃってんのぉぉ?!」
「原作よりもとんでないこといったのでそれ相応のやりとりをしただけです。」
「納得できちゃうのが嫌なんですけど?!」
銀時が叫んでいると神楽も叫びだした。
「銀ちゃん私頭爆発しそう。パーンて…助けて!」
「オーイいたいけな少女が頭爆発するってよォ!いいのかてめーらこの漫画おわるぞコラァァ!!」
銀時も一緒に叫び出すと沖田はカメラの方向に向いて…ってあれ?
なんか変じゃね?
「次回から『真選組血風帳』スタート!みんな絶対見てくれよな!」
「見ないと殺されますよ。」
「その前に僕らが殺されるんじゃ…;;」
「「「誰か助けてェェ!!」」」
万事屋一同の叫び声は屯所中に響いた。
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