一国のお姫様がのこのこと物見遊山気分で婚約者の後を着いてきて迷惑窮まりないと誰もが心の中で思っていることだろう。
実際、ガイも彼女の世話をしながら旅をするのは、面倒だ。
「ナタリア、疲れていないかい」
「ありがとう。大丈夫ですわ、ガイ」
しかし、今の情勢に一番憂いているのは彼女なのだろう。
使命を背負っているなんて思い込んでいる俺たちは、なんて気楽なものなんだ。
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なっちゃんを気にかけてあげて…!
ナタリアが加わった直後ぐらいで。
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