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その8

本日は氷帝との練習試合。
そんな中、立海大テニス部の部室からドリンク入りのカゴを持つ二人の男女が出てきます。



赤「先輩はやく!」


夢「待ってえー」


赤「アンタのんびりしすぎなんスよ、これ以上遅刻したら真田副部長にどやされるッスよ!」


夢「わぁ、それは怖いねっ」


赤「だったら急げっつーの!」


夢「…ほーい」


赤「何その不機嫌そうな顔」


夢「だって赤也君ったら極限にプンスカしてるんだもん!」


赤「何サラりと他マンガの台詞吐いてんスか」


夢「クフフ」


赤「だから駄目だってそれ、俺らのジャンルじゃねーだろ」


夢「かみ殺すよ」


赤「いい加減にしないとREB○RNファンの読者様に本気で怒られるッスよ」


夢「死ぬ気でドリンク運ーぶ!」


赤「人の話し聞けよ」


夢「急げ急げー!」


赤「なんであの人っていつもあーなんだ……って、あ、ちょ!先輩前!」


夢「えっ?」


…どんっ!


?「わっ」


夢「いたっ」


赤「あーあ…」


ビシャッ


赤「………ビシャ?」


夢「いたた」


赤「ってヲイ!せっかく作ったドリンク全部こぼれてんだけど!」


?「すいません!あの…、大丈夫ですか?」


夢「大丈夫!」


赤「じゃねえよ全然。あああ、また作り直し…、真田副部長に怒られる!」


夢「あはは、どんまい赤也くん!」


赤「言っとくけどアンタも怒られるんスからね」


?「あれ、もしかして君…、切原?」


赤「あ?」


?「やっぱりそうだ」


赤「あ、お前は…」


夢「あれ、もしかして君…、海藻?ぷぷっ」


赤「何でそう突拍子も無くデリカシーの無いことばっか言うんスか先輩は」


夢「ところで赤也君、この人だぁれ?」


赤「やっぱり聞いてねーし」


?「自己紹介が遅れてすいません、俺、鳳長太郎っていいます」
 

夢「トリが好きなの?」


赤「何その質問」


夢「大鳥鳥太郎ってほらなんか、名前にトリが二個も!」


赤「漢字超ちげーし」


鳳「あはは、面白い方ですね」


赤「や、ツッコめよ」


夢「トリ君、背でっかいね」


赤「トリ君…」


鳳「あはは、中2に入って急に伸びだしたんですよ」


赤「だからお前まず、トリ君呼びにツッコめよ」


鳳「はぁ、自分こそ海藻君呼びにツッコミを入れた方がいいんじゃないかな」


赤「いや俺いつも、嫌ってほど入れてんだけど」


?「おーい、長太郎!」


鳳「あっ」


夢「んん?」


赤「あ、アイツは…」


鳳「宍戸さん!」


夢「獅子怒さん!!!!!」


赤「なんかむちゃくちゃ強そうッスね」


宍「何してんだよこんな所で…って、立海の切原」


夢「おお、海藻君は有名人なんだねっ」


赤「さり気なく海藻君呼びすんの止めてほしいッス」
 

鳳「すいません宍戸さん、俺の不注意でこの方にぶつかってしまって」


宍「ったくお前、またドジ踏んでたのかよ、激ダサだな」


夢「私も悪かったよ、前も見ないで突進しちゃったから」


赤「前見てなかったとか完璧にアンタが悪いんじゃ」


宍「っていうか、誰だ?」


夢「夢子だよっ、よろしくね獅子くん」


宍「(獅子…?)ああ、よろしくな」


鳳「あれ、宍戸さん急いでたみたいですけどどうかしたんですか?」


宍「ああそーだ、俺ら次試合だから呼びに来たんだよ」


赤「え、試合?」


鳳「そうだったんですか、すいません」


宍「急がねーとまた跡部にどやされるぜ、行くぞ長太郎」


鳳「あ、はいっ」


夢「またね、トリ君に獅子君!」


宍「ああ、またな」


鳳「本当にすいませんでした、では」





赤「…先輩、最後まで動物呼びでしたね」


夢「氷帝は動物好きな人が多いんだねっ」


赤「いや別にそういう訳じゃないと思うッス」


夢「あ、」


赤「え?」
 

夢「次の試合って誰がでるんだろうねー」


赤「え、」


夢「ブンちゃんたちかニオたちだよねっ」


赤「ちょ、のんびりしてる場合じゃないッスよ俺らも急がねーと」


夢「そういえばドリンク全部こぼれちゃったんだよねっ」


赤「あー…そうだった」


夢「もっかい作り直さなくっちゃ!」


赤「先輩1人でどうにかしといてくださいよ、俺もう行きますんで」


夢「赤也君行っちゃうの?」


赤「もとはと言えばこれ、先輩の仕事じゃないッスか!」


夢「手伝ってくれないの?」


赤「副部長に怒られるのはごめんッス」


夢「うん、分かった…」


赤「…な、なんスか」


夢「じゃ、赤也君試合がんばってね!」


赤「え?あ、ああ…」


夢「わっせ、わっせ」


赤「………」


夢「土ついちゃった、これ洗わなきゃ」


赤「……ああもう!」
 

夢「んん?」


赤「アンタ一人じゃトロすぎて終わりそうにないから手伝ってやるッスよ!」


夢「えっ、いいの?」


赤「アイツ等が試合ってことは次はダブルスだろうし、平気ッス」


夢「ありがとう!」


赤「ほんと夢子先輩は世話が妬けるんスから…」


夢「…へへっ」


赤「なに笑ってんスか」


夢「赤也君は優しいよね!」


赤「は?」


夢「いつもありがとう!」


赤「な…!な、なんスか急に」


夢「ふふー」


赤「…さっさと容器拾って部室戻るッスよ!」


夢「うんっ、死ぬ気でもどーる!」


赤「ちょ、いきなり走ってまた転ばないでくださガラガラガッシャーン!


夢「わあ、容器がぶっ飛んだ!」


赤「…………あああああ、もう!!」















 

プリガムレッドお姫様
(あれえ、容器が足りないよ!どっか飛んでったかな)
(先輩ってなんでそう、そそっかしいんですか!)


 



あきゅろす。
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