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その5




切原家、早朝から切原赤也のケータイが鳴り響きます。



プルルルル…



赤「あ…?ん、だよ」


赤「…誰だよこんな朝っぱらから電話してくる奴は」


ピッ


夢《グッドモーニーング赤也君!あけましておめでっ…プッ、ツーツー》


赤「朝からなんなんだあの人hプルルルル


赤「………」


ピッ


丸《なんで切んだよテメェ》


赤「丸井先輩も一緒ッスか」


仁《あーあぁ、眠いのぅ》


赤「…仁王先輩も一緒ッスね」


夢《ちょっとブンちゃん電話代わって!あっ、赤也君?おはよう、あけましておめでと!》


赤「…おめでとうございます」


夢《テンション低いなぁ。もう一度!あけましておめでとう!さんはいっ》


赤「俺眠いんスけど」


仁《夢子、代わりんしゃい。ああ赤也、今から初詣しようと思っとるから立海神社集合じゃ》

赤「今から!?」


仁《もち》


赤「いやだって俺起きたばっかだし無r《先輩命令じゃから無理っつーのは無理じゃ》」


丸《そんじゃー待ってっからよぃ、10分以内に来いよな》


赤「無茶苦茶言わないで欲しいッス」


丸《10分以内に来なかったらアイス奢りな》


赤「こんな寒い中アイス食べるんスか丸井先輩」


プッ…ツー、ツー


赤「…………横暴だ!」













仁「りすー」


丸「すみれー」


夢「レンコン!……の、葉っぱ!」


仁「パンツ一丁で逆立ちしとる赤也ー」


丸「やかんをひっくり返して火傷した赤也ー」


夢「ヤンバルクイナが大好きな赤也君!………のぬいぐるみ!」


赤「……何してんスか」


夢「あっ、赤也君!」


仁「お早うさん」


丸「おっせーよ、遅刻だぜぃ」


赤「起きてすぐの人間に10分以内で来いなんて無茶苦茶ッスよ」


仁「とりあえずお参りするぜよ」


夢「ぜよぜよ!」


赤「……うぃッス」


仁「あーあー、鈴の周りは人が多いのぅ」


丸「突撃だ突撃、願い事しまくるぜぃ!」


夢「おー!」


仁「おー」


赤「……おー」←眠い


夢「ねぇねぇ何お願いする?」


赤「あー、決めてないッス」


丸「決まってんだろぃ、食い物の事」


赤「食べ物の事願うなんてきっと丸井先輩だけッスよ」


仁「俺は秘密じゃ」


夢「えーっ、ケチ!」


仁「いいからお前さんも早く願い事しんしゃい」


夢「ほーい」







赤「……願い事」


赤(全国大会優勝できますように、…ってこれは願わなくても叶う事だな。あー、新作のゲーム手に入りますように、彼女出来ますように、真田副部長に殴られる回数が減りますように、……早く家帰って眠れますように)←眠い


仁「…ぷりっ、終わったぜよ」


夢「私もー」


丸「待て待て、もうちょい」


仁「ブンちゃんは欲張りじゃのー、のぅ赤也」


赤「…そッスねー」


夢「さっきからテンション低いね赤也君、どうしたの?」


赤「……いや…、別に」←眠い


丸「うっしゃ、終わったぜぃ」


仁「長いお願いだったのぅ」


丸「いいだろぃ別に、多趣味なんだよ俺は」


赤「丸井先輩、多趣味の使い方間違ってるッスよ」


丸「うっせえ赤也のくせに」


赤「……」

夢「あっはっは!」


仁「そういえば夢子は何お願いしたんじゃ?」


夢「え?私?」


赤「そう言えば夢子先輩の願い事だけ聞いてなかったッスね」


夢「私はねー」


仁「ん」


夢「“4人でずっと楽しく仲良くしていけますように”ってお願いしたよっ」


赤「夢子先輩…」


仁「はは、夢子は可愛いのぅ」


夢「あとね、“お金持ちになれますように”と“いつかローストビーフ食べられますように”って!」


赤「……別にいいんスけどなんか台無しッスね」


丸「つーかよ、願い事って人に言うと叶わなくなるんじゃなかったか?」


夢「え!?」


仁「ほう、なら夢子の願い事は叶わなくなったの」


夢「やだ!さっきの無し!本当は“ずっと4人で楽しく仲良くしていけませんよーに”って願ったよ」


赤「なんか無理矢理ッスね」


仁「だって夢子じゃし」


丸「ははっ。ま、いいんじゃね?」













プリガムレッドお姫様
(じゃあ俺帰って寝るんで)(は?何言ってんだお前)(これから焼き肉行くんじゃよ焼き肉)(いざいざ焼き肉パーティー!)(……マジかよ、)


 



あきゅろす。
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