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その3



仁王宅、4人の男女がぞろぞろと家に上がり込んで行きます。




夢「お邪魔しまーす!」


丸「仁王の家来んの久々」


赤「俺もッス」


仁「DVD探してくるから適当にくつろいでていいぜよ」


パタン。


夢「なんかニオの部屋ってシンプルだねー」


丸「あんま物がねーよな」


赤「丸井先輩の部屋とは大違いッスね」


丸「どういう意味だよそれ」


赤「汚いって事ッス」


丸「俺の部屋のどこが汚いっていうんだよぃ、失礼な奴だなお前」


赤「…あんな菓子のゴミだらけの部屋を綺麗っていうんならもう何も言わないッス」


丸「うっせー馬鹿」


赤「……、つか夢子先輩何してるんスか」


夢「なんか怪しくて面白そうなもの見つけたよ」


赤「怪しくて面白そうなもの?」


丸「なんだなんだ、仁王の秘密か?」


夢「そうかもしれない!」


丸「仁王の弱みを握るチャンスだな!」


赤「そんな二人で目ぇ輝かして」


夢「あはは、そういう赤也君も極悪人面してるよ!」


赤「極悪人、面…、いや確かにちょっとほくそ笑んだかもしれねぇけど」


丸「で、どこにあるんだよ」


夢「ベッドの下!」


丸・赤「え?」


夢「ほらあそこに山積みになった本があるでしょ、もしかしたら昔のアルバムとかかもしれないよ!」


丸「ちょっと待てお前、それはいじったら駄目だ」


赤「先輩いい子だからこっちおいでッス」








仁「おまたせー」


丸「あ、仁王」


赤「仁王先輩も男ッスもんね」


仁「は?何言っとるんじゃお前ら」


夢「それよりDVD見よっ」


赤「そっすね」


仁「あ、」


丸「ん?なんだよぃ」


仁「先に言っとくが俺の家に菓子類はおいてないぜよ」


丸「えっ、マジかよぃ」


夢「あ、それは大丈夫」


赤「夢子先輩なんか持ってきてるんスか?」


夢「ううん持ってきてないけど、赤也君がコンビニ行ってきてくれるから大丈夫」


赤「俺一言もそんな事言ってねッスよ」


仁「おお、それはいいアイディアじゃ」


赤「ちょ、全然よくないんスけど」


丸「って事で赤也、シクヨロ!」


赤「シクヨロされたくないッス、なんでいっつも俺なんスか」


夢「私じゃがりこが食べたい!」


赤「聞けよ」


丸「お前後輩だろぃ」


赤「俺ばっか寒い中コンビニなんか行きたくないッスよー!」


仁「赤也、わがまま言うんじゃありません」


赤「あんた等だけには言われたくねーよ」

夢「あっ、もしかして赤也君…」


赤「なんスか…」


夢「一人で行くのが寂しいの?」


赤「…は?」


丸「マジ?」


赤「いや別にそういうわけじゃ…」


仁「なんじゃ赤也は甘えん坊じゃのぅ」


夢「そうならそうと言ってくれればいいのにー」


赤「…………寂しいんで誰か俺の代わりに行ってきてくだs「しょうがないからみんなで一緒にコンビニ行こっか!」


赤「いやそういう事を言ってるんじゃなi「ちっ、まったく世話のやける奴だぜ」


赤「いつも世話やかせてるのは先輩たt「はぁ、外は寒いが赤也が寂しがるのなら仕方ないのぅ」


赤「俺の話聞けよ」










赤「……」(←結局みんなで来た)


仁「何だかんだで俺らは赤也に甘いのぅ」


赤「俺いつ甘やかされましたっけね」


丸「ついてきてやったんだから何か奢れよ」


赤「ちょ、年下にたかんなよ」


夢「私じゃがりこがいい!」


赤「奢んねッスよ俺」


夢「えー、じゃがりこ駄目なの?」


赤「駄目ッス」


夢「じゃあプリン!」


赤「そういう意味じゃねぇよ」







―15分後








仁「お前さんら決まったかのぅ」


丸「おう、バッチリだぜ!」


仁「ならさっさと会計済ませて映画見るぜよ」


赤「……そッスね」


夢「あれ赤也君どうしたの、そんな死んだナマコのような顔をして」


赤「はい突っ込みどころ多いけどとりあえずナマコってどんな顔ー」


夢「こんな顔ー」


赤「俺を指差さすな」


丸「なんでナマコになったんだよ赤也」


赤「いやなってねーから」


仁「ブンちゃんそこはツッコんだらいかんよ、何かとてつもなく嫌な事があったんじゃろ」


丸「そ、そうなのかよぃ?」


夢「赤也君の好きなお菓子がコンビニになかったのかな…」


仁「きっとそうに違いないぜよ」


丸「それはショックだな、ナマコになってもしょうがねぇ」


赤「自分たちが原因だって事は思い浮かばないんスかね」
















夢「再びお邪魔しまーす!」


仁「ああ寒かった、ストーブじゃストーブ」


丸「におー、DVDつけんのってこのスイッチでいいのか?」


赤「…やっと落ち着ける」


丸「そういえばよー」


仁「なんじゃブンちゃん」


丸「お前らコンビニで何買ったの?」


赤「俺はポテチとスルメ買ったッス!」


丸「スルメとか真田クセーな」


赤「副部長にチクりますよ」


丸「生意気だな、お前にはもう俺の菓子やんねー」


夢「ところでブンちゃんは何買ったの?」


丸「チョコボールとピーナツチョコとたけのこの里とカルボと麦チョコとチョトス」


赤「チョコばっかじゃねッスか」


夢「そっかぁ、私はじゃがりこチーズとじゃがりこサラダとじゃがりこバターとじゃがりこグラタンを買ったよ!」


赤「アンタはじゃがりこばっかか!」

仁「まぁまぁそう怒るな赤也」


赤「…仁王先輩は何買ってきたんスか」


仁「うまい棒4本」


赤「どいつもこいつも!」


仁「なんじゃ赤也、うまい棒は嫌いか?」


赤「好きだよ畜生!」


仁「なら別によかー」


夢「それより早く映画見ようよ!」


仁「ああそうじゃな、いつまでも赤也にかまっとったら日が暮れるぜよ」


赤「何そのやれやれな感じ」


夢「あー、ポケモンなんて久々だっ」


赤「ドラえもんじゃなかったんスか」


仁「始まるぜよ」


赤「毎回の如くスルーッスね」


丸「つーかうるせえ赤也黙れ」


赤(……なんなんだよ畜生!、)











プリガムレッドお姫様
(つーかいい歳こいてポケモンってなんだよオイ!)



 



あきゅろす。
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