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その17


某遊園地のお化け屋敷前にて、赤銀ワカメ頭の少年と、少女がなにやら話し合いをしています。



仁「誰がやるか、ちゅうことじゃ」


夢「ジャンケンしようよ!」


ブ「ジャンケンはお前強すぎるから却下な」


赤「別に他の乗ればよくないッスか…」


仁「邪道めが!」


赤「こわ!急にキレないでくださいよ」


夢「ここのおばけ屋敷怖いって有名だしね!」


ブ「ここに来てお化け屋敷に入らないだと…?馬鹿かお前!」


赤「いたっ!なんで殴るんスか!」


仁「誰か一人で入ることにするには、どんな勝負にすればええんじゃ…」


赤「…全員で入ればよくないッスか?」


ブ「それじゃあつまんねーだろぃ。1対3で分かれた方が面白みが出るぜ」


赤「あ、そう…」


夢「じゃーここは赤也くんで
赤「おいおいおいちょっと先輩静かにして」


仁「おー、赤也行ってこい」


ブ「頑張れよ!」


赤「なにその爽やかな顔。絶対嫌ッスよ」


夢「と、いうわけで赤也くん!頑張ってらっしゃい!」


赤「どういうわけでだよわけわかんねえよ」


ブ「テメェ男だろ。一回やると決めたら最後までやり抜けよ!」


赤「俺一言もやるだなんて言ってないッスよ。なんだこれなんだこの流れ」


仁「券は買っといたぜよ。ほれ、出発じゃー」


赤「いやいやマジなの?これマジなの?」


夢「もしかして赤也くん、怖いの…?」


仁「えー、それ男としてどうなん。カッコわるいのぅ」


赤「じゃあ仁王先輩いけるんですか」


仁「俺は怖いから嫌じゃ」


赤「ほらみろ!!!」


ブ「つべこべ言ってねえでさっさと行ってこい。あとでアイス買ってやるから」


赤「それ超アテになんねぇ」


夢「ごーごー!真田くんよりは怖くないと思うから大丈夫だよ」


仁「そうじゃ、行け赤也」


ブ「後ろから俺らもついてってやるからよ」


赤「…あーもう行けばいいんでしょ、行けば!そのかわりぜってーあとでアイス買ってくださいよ」










(…15分後)










赤「ぎゃあぁああっあ…!!」


ゼェゼェと激しく息をはきながら、お化け屋敷から飛び出してきたワカメ頭。



赤「な、なんだよあれ…なんで最後の最後で大量にゾンビが追っかけてきやがんだよ…くそ…あれ。先輩たちは…。俺の後に入ったはずだから、もう少しか」




(さらに15分後)




赤「………こねぇ。こねえよなにやってんだよ先輩たち。まさか夢子先輩辺りがグズって中で立ち止まったりしてんじゃ……、ん?」



ピカッピカッ



赤「お、知らない間に新着メール……うわあなんか嫌な予感しかしねぇ」


ピッ


ブ『俺たちやっぱ違うの乗りたくなったから、他のとこ行ってくる。出たら連絡シクヨロ』


仁『プリッo(^-^)o』


夢『てへぺれ赤屋くんおハゲ屋敷がんばてわだしオウエンすつる』


赤「やっぱこうか!!!だいたい予想はついてたけどな畜生!!!!つーか夢子先輩のメール下手くそすぎて読めねえーーーー!!!」









 

プリガムレッドお姫様
(くっそそんで電話も出ねぇし!!ああもうなんなんだよぉおおぉお!!)


 



あきゅろす。
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