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その15






仲良し4人組は動物園に遊びに来ました。



夢「あっちにキリンがいる!」


ブ「こっちにはパンダだぜ!」


仁「そっちにはゾウさんじゃー」


赤「先輩たちハシャぎすぎッスよ」


ブ「こういう所でハシャがないでどうすんだよ」


赤「だからってあっちこっち行かれたら確実に誰か迷子になるッスよ」


仁「ケータイがあるじゃろ」


赤「あ、そっか」


夢「今日ケータイ忘れた!」


赤「夢子先輩、手ぇ繋いでおきましょ


ブ「それにしても動物園なんて久々だぜぃ」


仁「俺も小学校の遠足以来じゃ」


夢「私、一週間前に来たよ!」


赤「来すぎだろ」


仁「夢子は動物が好きなんじゃなー」


夢「うん!特にニワトリが好きかな」


赤「牧場行け」


ブ「なーなーあっちにライオンがいるみたいだぜ!」


夢「わー、行こう行こう!」


仁「ライオンなんて嫌じゃー。もっと小さくて可愛いもんが見たいぜよ」


赤「なんか…仁王先輩がそう言うのってすげぇ違和感ッスね…」


ブ「お、ライオンとトラがいるぜぃ!」


仁「カバもいるナリ」


夢「あ、こっちには…赤也くーん!!」


赤「何ナマケモノに向かって俺の名前叫んでんスか


仁「赤也に似てるんじゃなか?」


赤「ナマケモノが?はは、仁王先輩だけには言われたくないッス


仁「生意気な子じゃー。俺のどこがナマケモノなんじゃ」


ブ「仁王はなんか白狼って感じ」


夢「あー確かに!」


赤「まぁ見た目だけだったらそうかもしんないッスけど…」


仁「えー、あんま可愛くないのぅ」


ブ「いいじゃんか、格好いいだろ白狼!」


仁「夢子はウサギとか犬とか猫とか、そういうイメージがあるのう」


夢「えっ、そうなの?」


ブ「あー確かに。なんか可愛がられる動物って感じだな」


赤「まぁ…、夢子先輩は黙ってれば可愛いッスもんね」


夢「わーい褒められた!」


仁「赤也が微妙に貶しとったがのう」


夢「ブンちゃんはハムスターって感じ!」


ブ「え、なんでだよぃ」


夢「だって食べ物いっつも隠し持ってるんだもん!」


赤「あー確かに、言えてっかも」


ブ「俺もっと格好いいのがよかったなー」


仁「俺は可愛い方がよかったぜよ」


赤「あのー…」


夢「私、犬も猫もうさぎも大好き!」


仁「おー、俺もそんな夢子が大好きじゃ」


ブ「おい何どさくさに紛れてそんな事言ってんだよ」


赤「あの、先輩たち…」


仁「なんじゃヤキモチか?ブンちゃんの事もだーい好きじゃよ」


ブ「ちげぇよキメェよ!」


夢「わー、ビーエルだビーエル!」


赤「……」


仁「こらこら夢子、そういう事はあんまり大きな声で言ったら駄目じゃよ」


夢「はぁーい」


ブ「ったく仁王は…」


赤「あの!!」


仁「ん?」


夢「お?」


ブ「なんだよ赤也ー」


赤「えっ、や、その…。……俺は動物に例えたらどんな感じッスか…ね?」


夢・ブ・仁「モンジャラ


赤「ヒデェ


ブ「やっぱ赤也はモンジャラだよな」


仁「言えてる」


赤「ハモった上にモンジャラってなんスか!」


夢「ポケ○ン!」


赤「動物じゃねぇー」


ブ「頭とかな。お前マジもんじゃもんじゃだしな」


赤「相変わらずデリカシー皆無な集団ッスね」


仁「ええだろ、初代のポケ○ンじゃよ?誇りに思え」


赤「思えるわけないッスよ!大体どうして三人とも人気のある動物なのに俺だけモンジャラなんスか!」


ブ「それはモンジャラに対しての悪口か?」


夢「まるでモンジャラの人気が無いかのような…!」


赤「いや別にそういうわけじゃ…」


仁「ならモンジャラでもええじゃろ」


夢「わーいモンジャラ!今度野生のモンジャラ捕まえたら赤也くんってニックネームにするね!」


赤「………」

ブ「あ、あっちにサル山があるみたいだぜぃ!」


仁「俺たちの祖先じゃ」


夢「それは見にいかなくちゃ!ダーッシュ!」



赤「だっ……から〜〜…!












赤(そんな走り回るなっつーの!!!)













プリガムレッドお姫様
(つーか頭のことで例えんなら羊とかにしてくれりゃいいのに!)


 



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