刀剣乱舞
とある本丸の審神者(その2)セクハラと仕返し←おやっさん属性多
「主って、何故か胸だけ大きいですよね」
ぱふ
「「！？」」
「貴様！主に何をするっ」
「ちょ、鯰尾君。
女の人の胸を軽々しく触っちゃ駄目だよ」
「「……」」
とある昼下がり
雑談してた際、不意に鯰尾君がこちらの胸に手を充てて呑気な口調で言った
近くに居た男士は慌てた様子だったり
びっくりした様にこちらを見ている
「く、国広君も止めて…っ」
燭台切の慌てた言葉に山姥切が小さく首かしげた
「こいつは平気そうな顔だが…」
「え？」
改めて審神者を見れば、鯰尾と胸にある手の平を交互に見てるだけだ
「にょきにょきココだけ育ったから」
今日も天気が良いね
位の、あっさりした口調に男士達が再び慌てる
「あ、主…？」
「ちょ、主、そこは鯰尾君を叱る所だよ」
「こいつは驚きの光景だな」
「いや、別に家の男士に乳掴まれた位で叱らないけども」
「乳とか言わない！
叱る所だからね！？」
「ただ、大きい事実に納得したなら離して欲しいかな…」
まだ掴んでる鯰尾に、この手を。と指差して言えば
「離さないと怒ります？」
と、興味津々という感じで返事が来た
「いや、別に怒らないけどもな」
「怒って下さい！主っ、何なら俺が、こいつを圧し切りますっ」
「そこ、怒る所だよっ」
悲鳴に近い声を聞きながら、ただ。と付け足す
「もれなく審神者に股間わし掴みにされて
可愛い息子さんですね」
って、する。
と男士で言う所の桜舞う笑顔で言えば鯰尾の手が、あっと言う間に離れ
自分の股間を両手で隠した。
「な、何て事する予定なんですか」
「「「…主…」」」
脱力した口調だったり、呆れ気味の口調の中
笑顔のまま審神者は返す。
「人の乳をわざと掴んでおいて、何もされないと思う方が間違いだと思うけど」
「なぁ、主」
黙ったまま眺めていた骨喰が、ジッと審神者を見る
「それ、可愛くない息子の場合は何て言うんだ？」
気にする所は、そこなのかい？
うちの主は面白いなぁ
骨喰の問いに審神者は、にっこり笑うと片手の平を見せ、ぐ。と握った
「潰す」
「「「は？？」」」
「可愛い息子さんになる様に握り潰す」
きっぱり言いきれば
ずざざざざ
と全員が後ずさり、皆が皆内股になったり
股間を手で隠した。
「セクハラされた返しなんだから当然でしょうが」
「もうしません！
しませんから、ごめんなさい」
鯰尾が涙目で叫んだ。
「てか、君らも。
別にセクハラして来なきゃ掴まないから」
戻っておいで
遠巻きにされ審神者が苦笑いしながら手招きした。
初めて主が怖いと思った
その場に居た男士は、口を揃えた。
201604
いや、潰した事は無いですよ。まだ（笑）
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