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手の掛かる姫だな
「覚悟をお決め下さい姫」
「…なっ!は?え?」
まだ混乱している姫は状況が読めない、動揺し過ぎ。
「私は諦めが悪いので、虐めて虐めて虐め抜きます」
…あ、間違えた。
…ああ、彼女の眉間が
「よーく分かった。こっちも容赦しないからね」
太陽みたいに笑ったのだが、何故か寒かった。
「じゃあ帰ろうか」
すくっと起き上がった彼女は嫌みな顔で言った。
「あ…あぁ」
取りあえず、元気付けるのは成功したようだ。
まだヨロヨロと弱った彼女を支えて、俺達は廃墟を離れた。
俺にも狂う様な気持ちが有る
憎しみから恋に変わった俺も、いつか精神的にヤバくなるかも…な
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