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 すると城野が助け舟を出してくれる。

 「桔平、用件さっさと言っちゃえよー
 。晃は自分がハッキリした性格だから
 ハッキリしない奴は嫌いなんだ」

 晃ちゃんは澄ました顔でいちごみるく
 をちゅるちゅると飲んでいた。

 用件…と言うと。

 「俺たぶんホモなんだな。だから晃ち
 ゃんもホモだって城野から聞いたから
 同士としてはなs」
 「ぶはっ!」

 俺の話の途中でいきなり晃ちゃんが噴
 き出した。

 城野は爆笑してるし、みっちゃんもプ
 ルプル震えている。

 よく見たら周りの5組の奴らまで笑っ
 てるし。

 ナニゴト?

 「ちょっ…バカ?何こいつバカなの?
 てかホモホモ言わないでよっ」

 晃ちゃんが中身が入ったままのいちご
 みるくのパックを投げつけてきた。

 えぇぇ…また怒らせちゃった?

 「僕は一応バイなの。…て言うかアレ
 だね、桔平は初めて男を好きになっち
 ゃったから、これからどうしたらいい
 かよくわかんないんだ」

 あんまり怒ってなさそうな口調で、晃
 ちゃんは楽しそうに俺を見上げる。

 俺は頷いた。たぶんそういうことなん
 だ。

 「そういうことは僕の彼氏に聞きなよ
 。相談に乗ってくれるかはわかんない
 けど…うち来てみる?」
 「ちなみに晃は彼氏と同棲中な」

 城野が補足をしてくれる。

 「あ…うん、じゃあ…お願いします」
 「うん。今から行く?それとも放課後
 がいい?僕は別にサボっても全然構わ
 ないんだけど、桔平マジメそうだもん
 ねー」

 ニコニコと笑う晃ちゃん。よく喋る子
 だなぁ…

 するとみっちゃんが

 「放課後の方がいいなぁ」

 と呟いた。

 俺たちの視線はみっちゃんに移る。

 「みっちゃんも…行くの?」
 「僕は気にしないけどぉ…」
 「え?あれ?!あ、何か俺も勝手に行
 く気になってたっ」

 みっちゃんは喚きながら真っ赤になっ
 て椅子の上で丸まってしまった。

 かわいいなぁ。別に恋愛対象としては
 見ないんだけど、みっちゃんや晃ちゃ
 んは愛でたくなる。

 城野が丸まるみっちゃんを撫でながら

 「いいじゃん、一緒に行きゃあ」

 と言って笑う。

 「それに俺も晃の彼氏に興味あるし。
 晃教えてくれないし」

 恨めしげに城野に言われると、晃ちゃ
 んはプイッと顔を背けた。

 かわいいなぁ…(←癒され中)



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