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縁切りの神様
其れを運命と呼ぶのなら@
其れはある日の事だった。
「宗貞、話しがある。ちょっとこっちに来い」
「!!」
いつもニコニコと笑っている父が珍しく真剣な表情で手招きをしてみせたので。
不思議に思いつつも、父譲りの穏やかな雰囲気を湛(たた)えていた宗貞は
「はい、今直ぐに」
と返事をし、群がる女性客をやんわりと押し退け
「こっちだ」
父である男に招かれるまま、後を付いて行くのだった。
其れが、運命の出会いにあるとも知らずに―――
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