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縁切りの神様
もしも奇跡が存在するのならばA




「ありがとう!!お兄様大好きっ♪」
「なっ///」

感激の余り、吉子がいきなり宗貞の身体にガバッと抱き付いて来てしまったのだ。



コレには宗貞も咄嗟の事で一瞬固まってしまい、振り解こうにも振り解けず


「よ、吉子っ///」

裏返りそうな声で、妹の名を咎める様に呼んだのだが。



「じゃあお言葉に甘えてお披露目させて頂きますわね」
「…‥‥え??」


無邪気な笑顔を湛(たた)えた吉子が不穏な事を言い出したので。


まさか。と思った宗貞がちょっと待て!!と止めようとした瞬間だった。




スルッ‥


「う///」


目の前で、何の躊躇いも無く上着を脱いだ吉子。

其の下には胸の谷間がバッチリ見える、彼女の際どいキャミソール姿が隠れており。


真っ白で染み一つ無い

吉子の美しい素肌に思わず目が釘付けとなってしまった宗貞は、其れがいけない事だと分かっていても彼女の豊満な胸から目を離す事が出来そうに無かった。



そうして、宗貞が吉子の胸を注視している間に―――



「…‥どうでしょうか??」
「!!」

何時の間にか着替え終わった吉子は其の場でくるくると回転しては兄である男に衣装を纏った己の晴れ姿を見せびらかしたのだ。



其の姿はとても初々しく。

鮮やかな赤と眩しいくらいの純白が吉子の透き通った白い肌に良く映えたので。



「…‥とても、似合っているよ///まるで天女の様だ」

元々の美しさに加わって衣装による神々しさを感じた宗貞は顔を赤らめながらもぽそりと小さな声で絶賛してみせたのだ。



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あきゅろす。
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