初めての口淫 ※
チュッパ



その濡れた音でハッと意識が戻る。

仁の口の中で舐られる自分自身はムクムクと質量を増し、上を目指してだんだんと反り上がっていく。竿の根元をつかまれ更に上を向かされた性器を、唇をすぼめて上下に舐めてしごく。

「んっ・・・・・・つ・・ぁ・・・あ・・・・・」


なんという快感だろう・・・


フェラチオやオーラルセックス。言葉は知っていても、まさか自分が男相手にこれを体験させられるとは思ってもみなかった。

ペニスは充血し全ての熱が一点に集まる。しごかれるリズムに合わせていつの間にか自分でも腰を突き上げ、仁が与える悦楽の快感を無意識に追っていた。



「イイだろ。先っぽからも出てるぞ。見てみろ」
「ぅ・・・・・・あ・・・・」

恐々と自分自身に目を向けると、ペニスを咥え込んでいる男と目が合い羞恥に体温が一気に上昇する。
仁が含んでいたペニスを口から出すと、銀糸が口とペニスを結びツーと伸びてプツンと切れた。指先でペニスの先端の溝をグリッと擦り取ると、透明な液が鈴口から糸を垂らし指先を光らせる。
精液の付着したその指を、わざと見せ付けるようにペロッと舌を出して舐めとるのを見て、恥辱にその身が震えた。

「いい味だ」
「お、お前・・」

なんてことをするんだこいつは・・・驚愕にゴクリと生唾を飲み込んだ。グッと性器を握り込まれて、固まっていた意識を引き戻された。

「も・・・・いいかげんに・・・」
「このままじゃつらいだろう。1回イケ」
「な・・・ぁ・・・・」

先ほどとは違い強弱をつけてしごく指にペニスを包まれ、一気に射精感が湧き上がる。縛られた手を必死に握って、歯をかみ締めて射精を抑えこもうと気を逃すが、再びペニスを口に含まれその熱に固い決意も粉々に砕け散る。追い上げられて絶頂を向かえるのが分かり、腰を引いてペニスを口から引き出そうとしたが、腰を押さえつけられて動きを制された。


「あ、、はなせ・・も・・・イ・・・ク、っ・・」
「イケばいい」


「つ・・うぁあ・・・ああああああぁぁーー・・・・」






生々しく熱いまぐわりに、若い雄は我慢も出来ずにひとたまりもなく爆発した。
精液がドクドクとペニスから放たれる。腰をビクビクと痙攣させ、全てを吐き出したい願望に知らずペニスを仁の口に押し付ける。

「っつ・・・あ・・・ぁぁ・・」

頭が真っ白で何も考えられなかった。初めての口内射精に体も心も追いつかずに、ただいいように快感を引きずり出され翻弄された。




ジュルル、チュルル。

卑猥な水音と、力をなくしたペニスに絡まる舌に、真っ白だった視界が一気に現実に戻り仁を見ると、仁の喉がゴクリと上下した。



(俺の・・・・・・・まさか飲んだ・・・のか・・嘘だろ・・・・・)



目の前で起きた信じがたい出来事。精液がまずいことくらい知っている。なのにあいつはそれを・・・・



離したペニスをまた口に含み、根元まで咥えチュルと吸いながら先端に残った精液を搾り出す。それを何度も繰り返され、ペニスがフニャリと力をなくすまでそれは続けられた。






やっとペニスを開放され、全身の力が抜け腕の痺れを感じたころカシャという機械的な音に視線をやると、仁は携帯を手に俺の情けない姿をカメラに写していた。

「何しやがる。やめろ!!」
「記念写真さ。初めての口淫に陶酔する美青年ってタイトルでな」


フラッシュの光に目がくらむ。
カシャカシャと連続で何枚も撮影され、ほらと俺に見せた画像には、両腕を縛り上げられ、胸を突き出し、唾液と精液にテラテラと光るペニスを露出した自分の姿が写っていた。顔を紅潮させ、だらしなく口を開いた自分やペニスのアップも写されている。

「今度は勃起して蜜を垂れこぼす画像にするかな」
「消せよ!変態・・・・・・・この犯罪者!!」
「変態とは失礼な・・・気持ちよかっただろう。キスも乳首も、ここもな」
「うっ・・わ・・」

再び性器に手を伸ばし、やわらかくなったペニスを握りこむ。唇をふさがれると青臭い臭いと苦い味が口内に広がる。まずい・・・・・がこれは自分の精液の味。自分で自分のを味わうなど、気持ちが悪くて吐き気がしてくる。それをこいつは飲みやがった。しかも「いい味だ」とか言って。

舌が鎖骨を下り乳首に到達するとチロチロと先端をかすめて触れる舌に物足りなさを感じる。さっきみたいにグッと吸い上げて・・・と快感を知った体は意思とは無関係により強い刺激を求めて動き出す。
・・・俺・・・・・・・・何やってんだ!!くそっ俺まで変態に感化され始めてる。男から与えられた恥辱の行為に感じてしまうなんて。来るべきではない世界に、一歩踏み込んでしまったのではないかと不安が襲う。



こんな奴にいいようにされてたまるか!ホモなんて冗談じゃない!!




夕輝の決意もむなしく、一度放ったペニスは数分後にはいいように煽り立てられ、またもや仁の手管でイカされることとなり、勃起してトロトロしたヌメリをあふれ出す性器を画像に納められた。

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